「言いたい放談」<25>(2008年7月4日)
最近、新聞の見出しによく驚かされます。「米朝に亀裂!?」・・・一瞬、父がまた骨折したのかと思いきや、さにあらず。アメリカと北朝鮮の外交問題のことでした。先日のNHKニュースでは、「どうなる米朝」って、知らんがな。
「世界の警察」を自認するブッシュ大統領はイラン・イラク・北朝鮮を悪の枢軸と捉え、日夜、悪者退治に精を出してきました。どっちが悪者かはさておいて、強いアメリカも元はイギリスの植民地。ヨーロッパから新天地にやってきた人々が先住民を追いやって、本国イギリスから独立を宣言したのが、232年前の今日でした。
その時の精神は自由と平等。きれいな響きですが、「自分たちにとっての」という文言が頭に着くのをお忘れなく!相手にとって都合のよい自由・平等は認めません。国際金融財閥たちが言う自由とは相手国には規制撤廃であり、彼らが言う平等とは相手国には財閥解体(平準化)となるのです。行きつく先は文化の消失。しかし、それに気づかぬように教育がなされています。
〝宗主国〟たるヨーロッパはアメリカを無視できますが、我が国はとてもとても。日本が米国から〝独立〟できるのはいつのことでしょう・・・と、ここまで書いたとき、妻が私に一言。「あんたが米朝から独立できるのはいつのこと?」