「言いたい放談」<12>(2007年9月28日)
――就任おめでとうさん。
「あ、親分おおきに!」
――お前はやめへんやろな。
「そらもう、大丈夫です」
――なんせ、前の組長は急にやめよったさかいなぁ。これからっちゅう時に・・・。
「APECの時、親分が別室に呼んで、特措法を延長せなんだら〝北〟のことは知らんで、と脅しをかけたんとちゃいますのん」
――阿呆なこと言いないな。大体お前のとこのシマの物は弱腰やで。
「うちは憲法上、軍隊持てまへんねや。そやさかい、別に法律を作らなんだら、出入りの時もハジキ(銃)が使えませんねん」
――難儀やなぁ。早いとこ憲法改正しいな。
「けど、この憲法はおたくとこが押しつけてきたんでっせ。今になってアカンちゅうんなら、あんさんがテレビで謝りなはれ」
――なんでわしが謝らなあかんねん。それでのうても、わしはTC(日米欧三極委員会)のメンバーやないさかい、わしの知らん所でいろいろ決まってしまうんや。
「へえ、あんさんも案外使われる身ぃでんねんな。けど、私とこかて、親分のところから石油買うてそれをまた無料で使うてもろてたら、割が合いまへんで」
――やかましい!子飼いは黙ってえ。
「分かってます。特措法が延長されなんだら、別の法律作って、親分について行きまんがな」
――おう、お前は頼もしいな。
「ところで親分、今回の居座りはいつまで続けますねん」
――それは分からん。わしはブッシュや。すべては藪の中(BUSH)。