2010.11.30 「伊予の松山の芸妓さん」
龍穴神社でパワーをいただいた私は、翌日は朝から愛媛県松山市に飛びました。 伊丹から松山までプロペラ機でも1時間足らず(伊丹は便利!)。
「桂塩鯛襲名披露公演」が松山で開かれたのです。 塩鯛さんのお祝いの会に、ざこば・南光・米團治・吉弥という濃いメンバーが参加しての落語会。 熱気溢れる舞台が跳ねた(ハネタ=終わった)後、主催の愛媛朝日テレビ・朝日新聞社のおもてなしで『恋○=れんまる』というお店で美味しい料理をいただいた後、ざこばさんが「松山のお茶屋に行こう」と南光兄さんと私の三人が「乙鳥」というお茶屋に行きました。 松山検番は昔に比べればうんと小さくなったそうですが、少数精鋭でしっかりと「お座敷遊び」の文化を守っておられるのです。
実は、二年前の私の襲名披露公演の時に、千代鷺・八千代鷺という姉妹の芸妓さんのもてなしを受け、件(くだん)の3人の噺家は「松山に行けばまた逢える」という気持ちを全員が持ち続けていたのです。 今回は芸妓に成り立てのこま千代さんと、見習いの君ちゃんも加わり、遅くまで宴が続きました。 こま千代さんの出身を訊いて、びっくり。 どこか知りたい人は松山でお遊びやす。
松山に行く度に思います。 ここには道後温泉はあるわ、路面電車は残っているわ、ファッションセンスはええわ、ホンマに素敵な城下町やなぁと。 郵便貯金や簡保のおカネが外資に流れ出してからというもの、地方の景気が悪くなってきている昨今ですが、全国を旅する度に「地方都市を大切にしなければ」と思う今日この頃です(^ー^