2010.12.01 「毎月ついたち みなみにおいで」
はや師走。 毎月一日は大阪・千日前のトリイホールでのTORII寄席。 「毎月ついたち みなみにおいで」というキャッチフレーズで、もう20年近くも続けてきました。 私のプロデュースによる落語会です。
今回は、尼崎市総合文化センターで開かれている「文化勲章 桂米朝展」を記念して、尼崎市長の白井文(シライ アヤ)さんをお迎えして、私と一緒に「米朝を語る」という対談のコーナーを設けての落語会と相成りました。 白井文さんと言えば、女性としては日本最年少(42歳)で市長になられた美人です。 就任当初から米朝一門の落語会に足繁く通って下さっておられました。 二期(=8年)勤め上げたところで、今月の11日に退任されることが決まっていたため、ぎりぎり在籍中に落語会に出演していただけることが、私としても光栄の至りでした。 (ちなみに次期市長はまた女性。38歳ということで、最年少記録を更新)。
「文さんと対談できる」という嬉しさで、楽屋でお出でをお待ちしていたところ、そこに何と先日ディナーショーで素敵な歌声を聴かせて下さったこだま愛さん(ミミさん)が入って来られたのです。 「今日は私が客席から拝見します」とのこと。「えーっ!」、驚きと嬉しさで、気がつけばツーショット写真を撮っていただいてました。
ほどなく市長が到着。 なんと「前半は客席で聴かせていただきます」とのこと。 「えーっ」、どうしよう。 二人の美女が客席に!
「よおし、がんばるぞ」と思ったのは、私だけではありません。 前座の團治郎、そして二つ目の吉の丞からえらい張り切りようでした。 続いての米八兄さんの「曲独楽」も大受けで、中トリの米平くんは米朝直伝の『けんげしゃ茶屋』を好演。
そして後半──。対談では文さんが芸人顔負けの喋りで笑いを取り、場内がとても和みました。 その結果、私も『崇徳院』をエネルギッシュに語ることができたと思います。 文さんのお蔭です! ありがとうございました。 あっ、ツーショット写真をお願いするのん忘れてた・・・。 文さんと対談できる嬉しさのあまり、ほかに気が回らなくなってしまったのです。 決して、客席で見ているミミさんに気が移っていた訳ではありませんので、念のためf(^_^;
そうそう、皆様、「桂米朝展」は12日までです。火曜日休館。