2010.12.10 「大阪センチュリー交響楽団の定期演奏会」

少し空き時間が出来、急遽、シンフォニーホールにセンチュリーの定期演奏会を聴きに行きました。

残響2秒を誇る、大阪のザ・シンフォニーホール。 英語で言うと「The Symphony Hall」と、非常に良い響きに聞こえるのですが、日本語で発音するととても言いづらく聞きづらいので、関西人は皆「The」を省略して言うてます。 いずれにせよ、関西が世界に誇れる貴重な建物の一つです。

そこでのセンチュリーの定期演奏会。 定演は「有名な曲を披露する」のではなく、「難曲に挑戦する」スタイルが多いのです。 この日は、ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲と、マルティーヌの交響曲第3番。  どうです? 落語ファンには何のこっちゃ分かれへんでしょ。 作曲家の名前で舌を噛まんように…(^^; まぁ、落語会で言うたら『子ほめ』や『動物園』や『寿限無』ではなく、『帯久』と『菊江仏壇』を聴くようなものなのです。 今度はクラシックファンに分かれへんかな(^^;

特筆すべきはカザフスタン出身の女性ヴァイオリニスト、アリョーナ・バーエワ。 落ち着きと情熱を兼ね備えた舞台姿は、学ぶところが多々ありました。

そして、レオシュ・スワロフスキー指揮によるセンチュリーの演奏も見事でした。 この難曲をここまで演奏できるオケは貴重だなと思いました。