2010.12.02 「浪花花形五人衆」

私はNHK大阪制作の「上方演芸ホール」という番組の司会をさせていただいています。 オンエアは不定期ですが、1~2ヶ月に一回の割合でおもに関西の漫才を中心にお届けしています。 その収録が2日にありました。

一口に漫才と言っても色々で、「マンザイ」あるいは「MANZAI」と表記されることの多い若手の回は石田靖くんが司会しています。 それ以外の昔なつかしい漫才の回を私が受け持っているのです。 両方とものアシスタントを務めているのが斉藤雪乃ちゃん。 鉄道おたくのアイドルです。

漫才のほかにも、漫談・奇術・曲芸・腹話術・音楽ショー…と多岐にわたるので、気がつくと私はいつも舞台袖で一演芸ファンとしてワクワクしながら観入っているのです。 また、関西のお笑い中心ですが、ときには東京からもお越しいただきます。 あした順子・ひろしさんなど、笑いをさらって行かれました(^ー^)

今回は声帯模写の江戸家猫八さん。 先年急逝されたお父様の名前を継がれ、ダンディーな中にも風格が増した四代目がトリを勤められました。 高座の後のインタビューで、大胆にも雪乃ちゃんが「指笛のコツを教えて下さい」と言ったら、なんと丁寧にやり方まで教えて下さったのです。

この日はほかに、喜味こいし師匠・林家染丸ご一門による「人形噺」や、内海英華さんの「女道楽」、平和ラッパ・梅乃ハッパさんの「ギター漫才」など、バラエティーに富んだ構成に、雪乃ちゃんの目も輝きっぱなしでした。

毎回必ず付くのが、浪花花形五人衆による大喜利です。 上方の若手落語家から選抜された5人の噺家が大喜利を繰り広げます。 そのメンバーとは、桂米紫・桂文鹿・笑福亭喬若・林家染弥・桂三金。 中には「彼、花形か?」と疑問に思う噺家もいるかも知れませんが、結成されて早3年。 来年3月1日にはトリイホールのTORII寄席で五人衆による落語会をすることになりました。 よろしくお願い致しますm(__)m

「上方演芸ホール」は関西ローカルですが、BSでは全国…いや、全世界に流れているそうなので、機会があれば観てやって下さい。