2010.12.28 「権太呂寄席」

京都・岡崎の蕎麦処「権太呂」での寄席に出演しました。 お蕎麦屋さんでの落語会は今でこそよくある光景となりましたが、30年前は滅多に見ませんでした。 ここは昭和57年から毎年続けておられる、言わば草分け的存在です。

当初は米朝師匠を中心に枝雀さんやざこばさんがお出になっていましたが、数年前からは私がレギュラー出演させていただくようになりました。

ここの特徴は前座にお店のご主人が趣味の手品でお出になることです。 往年の京都の手品師、ジャグラー禎一さんに教わってきた方で、着物姿で軽やかに披露される手妻は玄人裸足。 大きな拍手に送られ降りて来られると、我々噺家の出番です。 今回は鯛蔵・小鯛という塩鯛さんの二人のお弟子さんの力を借りて、高座を勤めました。 寒い季節に相応しい『不動坊』を演じました。

この時期、蕎麦屋さんに行くと、ホントに年末であることを実感しますね。 今年の大晦日は雪のところが多くなりそうだなと思っていると、今年の11月に訪れた盛岡のわんこそば屋「東家本店」の店長から雪景色の写真が送られてきました。 綺麗な写真だったので、許しを得て披露させていただきます。北 の国は寒さが厳しいでしょうが、元気に迎春準備をなさって下さい☆ 私は明日、朝9時から天満天神繁昌亭前で「餅つき」です。 撞きたては美味しいですよ(^q^)

    
盛岡 雪景色