2011.02.20 「塩鯛襲名披露千秋楽にサプライズ」
昨年の8月6日に大阪サンケイホール・ブリーゼで始まった「都丸改め、四代目桂塩鯛襲名披露公演」も半年間の全国巡業を経て、2月19日、京都・南座にてめでたくフィナーレを迎えました。 私はこの巡業のかなりの数に参加させていただく栄誉に浴しました。 そうそう、昨秋、足を怪我した時の宮津公演に参加できずになりましたこと、改めてお詫び致します。
千秋楽の南座は、昼夜二回公演とも早くにチケット完売。 私は昼の部の高座と、両方の口上の司会を仰せつかりました。
米朝一門以外では、昼の部に笑福亭仁鶴師匠、夜の部に桂三枝師匠にご出演賜り、東京からは昼夜とも柳家花緑氏にご登場いただきました。
昼の部では米紫くんの『子ほめ』からよく受けていました。 私もこの笑いをキープすべく、南座の雰囲気を拝借して『七段目』でご機嫌を伺いました。 その次の花緑くんが『長短』で先代の小さん師匠を彷彿させた後、中トリの仁鶴師匠。 凄かった! のっけからドッカ~ンドッカ~ン笑いの渦が起こります。 そして、(観たことないけど)初代春團治を彷彿させるような『道具屋』を披露されました。 昼夜とも熱気に包まれ、盛り上がりました。
特筆すべきは、夜の部の口上でした。 なんと突然、米朝師匠が登場したのです! 「最後ぐらいは挨拶したい」と。 ざこば兄さんが挨拶の途中で号泣。 そのあとの米朝師匠までが突然、涙ぐんだため、会場全体が感涙に包まれました。 その次の花緑さんが「私、もう何を喋っていいのか、わかりません」と笑いに変えてくれました。 いやぁ、歴史に残る泣き笑いの口上でした。 終演後は、京都市長の門川さんの「ぃや~さか(弥栄)」というご発声で祝杯をあげました(^ー^) 三枝会長と南光兄さんが終始、米朝師匠の横で宴を盛り上げて下さいました(^ー^)
塩鯛お兄さま、誠におめでとうございました!