2011.04.07 「広瀬隆さんのブログ」

3月19日にも書きましたが、私は昔から広瀬隆さんの著書をよく読んで来ました。 そして、いつも幅広い資料収集と深い洞察力に感心させられたものです。 新刊書は昨年夏に出版された 『原子炉時限爆弾』。 すでにこの中で著者は 「地震により日本の原子炉は必ず破壊される」 と警鐘しておられます。 悲しいかな、それが現実のものとなってしまいました。


広瀬さんは日本の報道機関がなかなか真実を公表しない現状を憂い、「日本の若者を守るために」 と、ご自身のブログでさまざまな情報を発信しておられます。 その中で、例えば 「マスメディアは本当に原子炉のことを喋れる専門家を呼んでほしい」 と主張。「電力会社の幹部や保安院といった無知な人ばかり出すのではなく、例えば、地球科学者の石橋克彦さん、京大・原子炉実験所の小林圭二さんや小出裕章さん、慶応大学助教授の藤田祐幸さん、或いは日立・原子炉設計者の田中光彦さんを早く出してほしい」 と具体的に嘆願しておられます。


いろんな情報が錯綜する現在、マスメディアが情報統制をするのはやむを得ないのかもしれませんが、外国メディアが毎日のように伝えていることを日本人だけが知らない状況は、ある種、北朝鮮と同じかもしれませんねf(^^;


避難指示もしくは屋内待避が半径30Kmのままなので、福島原発を撮しているNHKの映像には 「30Km以上離れて撮影」 としか書けません。 31Kmなのか、60Kmなのか…。 「直ちに健康に影響はない」 という表現も微妙ですね。 5年後はどうなのでしょう…。 また、震源の深さはいつの間にか10Kmから24Kmに変わっています。 但し、そこに 「(暫定値)」 という文言が付いている。 初期が暫定値で、あとが確定値なら疑問を持たないのですが…。


いよいよ、本当のことを見極める目を養うことが大切な時代になってきました。 洞察力・想像力が必要な時代の到来。 それには、落語が一番です! ちょっと、強引ですか…f(^_^;


私は、今日も原子炉が最悪の事態を回避できますようにと祈りつつ、今日も繁昌亭に向かいます。 “笑い” で元気を提供してまいります☆☆☆

    米朝宅の庭に咲いた桜も見頃をむかえました。