2011.04.16 「上醍醐の功力で独演会を乗り切る」

14日は、神社仏閣参拝仲間の明神さん(詳しくは2010.11.29の項参照)と一緒に上醍醐に登りました。

京都市伏見区にある醍醐寺。 真言宗醍醐寺派の総本山であるこの寺は、弘法大師の孫弟子にあたる理源大師によって、貞観16年(874年)に創建されました。 そして、醍醐・朱雀・村上の三代にわたる天皇の帰依により、笠取山(醍醐山)の麓から山上にまたがる大伽藍が完成したのです。山上が上醍醐、麓が下醍醐と呼ばれています。

以前、私は下醍醐には参拝したことがありましたが、上には行ったことがありませんでした。 明神さん曰く 「下醍醐の金堂や不動堂だけでも霊験あらたかですが、上の五大明王のパワーは凄いですよ」 とのこと。 私は昨年、足を怪我した時に 「いつかは上まで登って、力を頂きたい」 と言ってたのですが、それが実現する日が来たのです。 幸い、雲一つない晴天に恵まれました。 春の穏やかな日和に包まれながら、我々は山上を目指します。

汗をかきかき、下醍醐から山を登ること約1時間──。 五大堂に着いた瞬間、凄い風が吹いてきました。 ふと見上げると、お堂の上を竜の形をした雲が通り過ぎているではありませんか! 私は全身に幸せを感じました。 同時に「日本が沈まぬようにがんばって下さいね」と、その竜に声を掛けました(^0_0^) 雲が通り過ぎた後、風はピタッと止みました。

五大明王に手を合わせた後、しばらく歩くと、白山大権現という旗が立てられたお社を見つけました。 なぜか、私は 「ここで柏手(カシワデ)を八回打ちたい」 と思い立ち、叩いた瞬間、背中がとても温かくなりました。 明神さん曰く 「うわ~ぁ、米團治さん、金色の珠に包まれましたよ!」 との仰せ。 「ホンマですか~ぁ」 と訝りながらも、悪い気はしません。 いい氣を頂いた実感を胸に、足取り軽く山を降りてきました。

下醍醐の満開の桜も楽しむことができ、約3時間の上醍醐参拝を終えました。

翌日(15日)の芦屋ルナホールでの独演会は上醍醐パワーで勤めることができました(^ー^) お越し頂いたお客様、ありがとうございました! よろしかったら、感想をお寄せ下さい☆

      
                           「五大力さん」のお堂の上に竜雲が!

  
白山大権現さんの前でにっこり     下醍醐の垂れ桜