2011.05.03 「『太平洋序曲』 顔合わせ」
6/17から7/3にかけて神奈川芸術劇場で開かれるミュージカル 『太平洋序曲』 のお稽古が本格的に始まりました。
前にも申しました通り、ブロードウェイで大評判となった作品の再演です。 とは言え、キャストで初演のメンバーだった人は3人だけだとか。 ですから、殆んどが初顔合わせなので、その点はとても安心なのですが、問題はスティーブン・ソンドハイムの音楽が難しいこと。 ただでさえ楽譜がなかなか読めないこの私──、変拍子や半音階の連続に、頭の中は終始パニック。
香山弥左衛門役を勤める八嶋智人さんは私に会うなり、「ソンドハイムって阿呆でっせ!」。 もちろん、これは逆説的表現。 きっちり歌えたら 「これほど綺麗な曲はまたとない」 ということ。 常人には書けないほど美しい音楽なのです。 先月からその歌を楊淑美先生の指導のもと、必死に覚えてきました…いや、覚えようと努力してきました。
そして本日(3日)は、主催者からスタッフ、出演者、タレントマネージャーに至るまで全員が一堂に会す「顔合わせ」の日でした。 全員の紹介が終わった時、演出の宮本亜門さんが 「僕のカンパニーには、いつも色んなジャンルの方が集います。 だから、歌が得意でないからと言って、決して緊張しないで下さい。 いろんながアイデアが集まるものと期待してます。 僕自身、新たに作る気持ちで取り組もうと思っていますので、何でも疑問や提案を言って下さい」 と仰って下さり、ホッとしましたf(^_^;
すでに公演の最中であるような和気相合感を持ちながら、歌も入れての本読みが始まりました。 亜門さんの解説を交えながら一気に進んだ本読み。 ジョン・ワイドマンが書いたこの脚本の深さがよりよく分かりました。 幕末から現代に至るまでの日本を俯瞰的に描いた 『太平洋序曲』──、何だかとても楽しいものになりそう☆
では、今から台詞を覚えるので、今日はこのへんで。 メンバー紹介はこれから追々していきますね(^0_0^)