2011.06.28 「週刊ポストに<原発なしでも停電なし>の記事」
週刊ポストが4月29日号で「原発が無くても、停電は起こらない」という記事を発表して以来、各界で話題となっています。「東電も関電も、それぞれが持つ火力発電所の出力を異常に低く設定したため、出てきた数字です」と、ポストは具体的数値を上げて述べています。
私はかつて関西のラジオ番組で「火力発電は地球温暖化対策の意味でも最も効率的だと思います」と言って、ディレクターを悩ませたことがありましたが、今回の記事は我が意を得たりという感じがしています。
誤解の無きよう申し上げますが、私は「電力は実にありがたいものだ」と思っています。電力の恩恵をいただいていることに心から感謝する毎日です。ただ、電力を生み出す方法が問題。日本がこんなことになった以上、いずれもが既得権益や自分の保身を考えるのではなく、他人(ヒト)のため、地球のために動かなければならない時期に来ているのではないでしょうか?
ここは発想の転換を取り入れてはどうでしょう。味の素がグルタミン酸を使わない「瀬戸内のほんじお」を出したり、崎陽軒が「シュウマイなし弁当」を作ったら、たちまち大いに売れ出したというような発想の転換が…。
すなわち、原発再稼働へ向けての指針を明確に打ち出すのです。「原発は再稼働させましょう。但し、使用済み燃料の最終処分先が決まってから。そして、福島第一原発から出る汚染水が止まってから。この二つさえクリアしたら。」と…。今日も現場で処理に当たっておられる方、本当にご苦労様です。身体に留意され、がんばって下さい!