2011.07.09 「上方再生フォーラム」
9日(土)は大阪・千日前のトリイホールで上方文化再生フォーラムがありました。5年前から続いているこの催し、毎月一回、上方文化に携わる各界の代表がいろんな話を展開させるこのイベント。私の日は4年前から毎年、大阪の茶道(煎茶)一茶菴の家元、佃一輝(ツクダ・イッキ)さんと食についての対談をすることに決まっております。
これまでにうどんの今井さん、和菓子の福壽堂さん、鯨の徳家さんの料理人さんが美味しい品を作って下さり、それをお客さんとともに味わいながら進める食文化論です。今回は浪花割烹「喜川」のご主人、上野修三さんをお招きして、上方…いや大阪、もしくは浪花の味の偉大さについて、大いに語り合いました。
京都と大阪の出汁の違いを実際に味わいながら聞くお話は、とても理解しやすかったです。大阪の味の真髄は、複数の素材を和合させるところにあることが分かりました。そう言えば、大阪の噺家は落語会に集まられた沢山のお客さんを一つに和することがモットーであるはず。10日は金沢で林家三平くんとの二人会。客席が和合するよう頑張ります(^ー^)