2011.07.29 「平野啓子さんの“語り”と、私の“おぺらくご”」

27日夜、東京・日本橋にできた「コレド室町」内の日本橋三井ホールで、「平野啓子さんの“語り”と桂米團治の“おぺらくご”」の会がありました。今回は三井不動産のお客様のための会(いわゆるクローズドの会)でしたが、平野啓子さんの「竹取物語」がとても美しく、よくわかる語りだったので、思わず筆を取りました(ブログを打ちました)。

平野さんは本を朗読するのではなく、すべて頭に入れて語るのです。それゆえ、自身を「カタリスト」と称しておられます。単に語るのではなく、時に歩きながら、時に舞いながら、その立ち居振舞いが美しい! さすがに早稲田大学時代にミス東京に選ばれただけのことはある(^ー^) この日は紀貫之の作とも言われている「竹取物語」の語りに笛と尺八が綾なり、しばし平安の幻想的な世界に浸ることができました。

後半は、私の舞台です。今回は三井不動産の岩沙弘道会長のお勧めもあり、おぺらくごの前に(普通の)落語を一席喋らせていただきました。上方らしい『青菜』を聴いていただき、その後、新日本フィルハーモニーの弦楽四重奏の皆さんとともに、おぺらくご『フィガロの結婚』を披露させていただきました。メゾソプラノの池田香織さんによるケルビーノのアリアは、三井不動産の記念の会に相応しい歌となったと思います(^ー^)

日本橋界隈の街づくりに貢献されている三井不動産の更なる発展をお祈りいたします☆☆☆

 かぐや姫を彷彿とさせる平野啓子さんと舞台袖で。

 楽屋で平野啓子さんのお母様も交えて。

 楽屋で三井不動産の岩沙弘道会長と。