2011.08.17 「屋久島紀行 3日目」
14日は屋久島の木工職人、岳南(ガクナン)さんの工房「ギャラリー樹馨」を訪ね、岳南さんに色々とお話を聞きました。岳南さんは、流木や土埋木となった屋久杉に息吹きを与え、花器や皿、靴べらや楊枝入れなどの調度品に仕立てる名人なのです。特に、離れて見ると屋久杉の木目が観音様に見える壺には目を見張りました。「わしは普通という言葉が嫌いや」とか、「たとえ親と同じ仕事をしていても、またどんな伝統芸に携わることになろうとも、自分の創意工夫がなければ継いだことにはならん」という岳南さんの言葉──、心に残りました。
夜は、硯(スズリ)職人の寿(コトブキ)哲郎さんが営む料理屋さんで楽しく食事をしました。屋久島には言霊を大切にする人が多いなと思いました。ほかにも、例えば長年大阪市大正区に住んでいたオッチャンのカレー屋「リラクシー」だとか、元広告代理店の社員だったご夫妻が経営する玉子料理とお土産の店「モンステラ」など、屋久島は柔和なこだわりびとが集まる島でもあるようです。
未路さんお奨めのお茶の店「八幡寿茶園」には毎日のように通いましたが、「陽だまり」というスパゲッティ屋さんはお盆休みだったので、また次の機会ということになりました。そうそう、宿の女将さんにもホントにお世話になりました☆☆☆ (続きは次回で)