2011.08.20 「山下洋輔さんのラプソディー・イン・ブルー」
18~19日、私は再び「ふれあいコンサート」の司会のため九州に入りました。今回は大分~宮崎を回ります。新大阪駅からのぞみで小倉駅まで行き、そこでソニックに乗り換え、大分駅で今度はにちりんに乗り継ぎ、佐伯駅まで行きました。JR九州の特急列車は質実剛健って感じでいいですね。車掌さんも質実剛健で声の大きな人が多いけど(^0_0^) 驚いたのは日豊本線が大分駅からは今なお単線だったこと。大分駅から宮崎空港駅まで3時間半かかるのです。博多から鹿児島中央駅まで新幹線なら1時間半で行けるのに…。でも、この鄙びた味わいがいいですね。伴男は何と言うか知りませんが…。
さて、佐伯市文化会館でのコンサートも大いに盛り上がりました。オーケストラは十束尚宏さん指揮による九州交響楽団。一曲目の『マイスタージンガー前奏曲』からドーンとお客を掴み、ソプラノの佐藤美枝子さんが『ルチア』をたおやかに歌い上げ、後半はルー大柴さんが大いに笑いを取って、トリの山下洋輔さんにバトンタッチ。この日の『ラプソディー・イン・ブルー』は特に凄かった! ピアノが地響きを上げているって感じで、終盤は興奮の連続。曲が終わると、拍手と歓声の嵐!! アンコールの『マンボ』は全員で躍り狂うような演奏となりました。
これはファミリーコンサートです。客席には小学生や幼稚園児、なかには乳幼児もいます。初めは会場から泣き声も聞こえる時もあるのですが、超一流の演奏を前にすると、大人から子供まで同じ感動を憶えるものなんだなと痛感しました。当たり前のことながら、洋輔さんのアドリブは毎回違います。この巡業で『ラプソディー・イン・ブルー』が8回も聴けるなんて、司会冥利に尽きます♪ ちなみに、この「ブルー」とは青色のことではありません。ブルースのことです。洋輔さんからの受け売りf(^_^)
さて、翌日は宮崎。終演後、バスで4時間かけての移動です。やはり九州の日豊本線側はのんびりしているのでしょうか。高速道路が一つも無いので、ひたすら一般道を南下します。でも、これぞ巡業の醍醐味。バスの中で酒を飲み談笑しているうちに、いつのまにやら目的地に到着。その頃には私、すっかり出来上がってしまい、いつのまにやら朝でしたf(^_^;
宮崎公演も大いに盛り上がりました♪ 特に、子どもたちによる「なりきり指揮者コンクール」のコーナーでは、指揮の上手い子が続出。さすが国際音楽祭の街だなと感心した次第。終演後、ヴァイオリンの松本蘭ちゃんが「宮崎は詳しいですよ」と言うので、彼女の先導で、橘通りをちょっと入ったところにある「寿々の家」というお食事処に行きました。地鶏を中心とした創作料理の数々、あぁ~、めっちゃ美味しかった☆☆☆ お店では佐藤美枝子さんのソプラノの笑い声がいつまでも鳴り響いていました(^ー^)