2011.10.07 「私の初体験ばなし……フットサル」
6日(木)はオフでした。昼間、米紫君がウチへ稽古に来て、それで今日の予定が終わりと思いきや、制作会社の友人から「フットサル」へのお誘いのメールが入りました。実は、かねてより何度かお誘いを受けていながら、「すみません、その日は仕事があるため無理です。でも、実はウチの一番弟子の米市が定時制高校のフットサル全国大会で優勝した経験を持つ男なので、いつか彼と一緒に伺います」と言いつつも、いつも仕事と重なり、そのうちに私が左足を怪我し、ついには米市が噺家を辞めてしまったので、実現せぬまま日が経って行くばかりだったのです。
ところが、6日は仕事も無く、足の手術から一年が経過し、むしろリハビリのためにも動かしたほうが良いとのお医者様の助言を受けたので、急遽、二番弟子の團治郎を連れて、大阪市営地下鉄「北巽」駅近くにあるフットサルのグラウンドに向かいました。私は、てっきり野外のグラウンドだと思っていたのですが、なんとそこは室内の球技場でした。綺麗に整備されたコートが二面あり、奥まったほうのコートに私どもが招かれたチーム「フリーウェイブ」のメンバーが集まっていました。職業バラバラの男女混成グループ15人です。皆さん、米團治・團治郎という場違いな二人を快く迎えて下さり、三組のチームに分かれて、早速、5分一本勝負という試合形式で始まりました。
ところで、このブログの読者諸氏はフットサルってご存知ですか? 平たく言えば、サッカーの小さいやつです。1チーム5人で構成されています。私は(ええ加減な)サッカー少年でしたが、噺家になってからはサッカーとはトンと縁が切れてしまっておりました。たまに大阪市の広報番組で稲本選手にインタビューして、ボールを蹴る真似事はしたこともありましたが、ホンマにその程度のことでした。しかも、フットサルは一度もしたことがありません。まさに初体験!
不安な気持ちを胸にコートに入りましたが、いざ始まると、昔取った杵柄とやら…血が騒ぐんでしょうね。意気揚々と走り回りました。周りから歓声が上がると、さらに燃え、シュート! ゴーーール!! 「やったぁ」。テンションはますます上がります↑ でも、5分経った時、青息吐息、心臓バクバク、頭フラフラ…年を考えっちゅうねん。この12月に53歳になることを痛感してしまいました。
次のゲームからは、ひたすらゴールキーパーに回りました。すると、何と、團治郎が私に向かってドリブルして来るではありませんか! そして、満身の力を込めてシュート! 私はボールを何とか身体に当てて阻止します。すると、こぼれ球を團治郎が再びシュート!! 何と私の顔を目掛けて蹴るのです。さっきよりも強烈なボールを私はダイビングキャッチ。……團治郎、いつ辞めてもええで。
でも、めっちゃ楽しかった(^ー^) 久しぶりにストレスを発散することができました。おそらく、團治郎は私以上に(^0_0^) 次回は、その下の米輝を連れて行こうと思っています。スポーツに無縁の彼がハァハァいう姿を見て、優越感に浸ろうと思っている自分本位の米團治でしたf(^_^;
一抹の不安は、今日の落語会で扇子を挙げられるかどうかです。