2011.10.13 「京都の独演会、無事終了。そして京都を満喫」

お蔭さまで、京都ミューズ主催の桂米團治独演会は盛況のうちに幕を降ろすことができました。ご来場の皆様、ありがとうございました!

 

『煮売屋』團治郎

『阿弥陀池』米團治

『書き割り盗人』あさ吉

『仔猫』米團治

   〈中入〉

『はてなの茶碗』米團治

 

この日は会場となっている京都府立文化芸術会館に入る前に、寺町三条上ル西側にあるギャラリー・ビルゲートという画廊に寄りました。絵本作家の田島征彦(タジマ・ユキヒコ)さんの絵を見るために。田島さんは米朝の『地獄八景亡者戯』をもとにした絵本「じごくのそうべえ」を出版されて以来、我々米朝一門とも心安くお付き合い下さるようになっておりました。今回、『小倉船』を中心に色んな落語をミックスさせた「そうべい、ふしぎなりゅうぐうじょう」が出版されたことを記念しての原画展が開催されたのです。田島征彦さんの絵は力強くて色使いが鮮やかです。天竺木綿に染色する手法は珍しいのではないかな。たまたまこの日は京都府与謝郡伊根町から役場の方が、田島さんと伊根町の子供たちとの共作「伊根の伝説」の絵本づくりの最終打ち合わせのためにギャラリーに来ておられたため、私も田島さんに会うことができました。伊根といえば、浦島伝説で有名なまち。今回の原画展の題材も竜宮城へ行く話です。不思議な縁があるなぁと思いつつ、田島さんとツーショット写真を撮っていただき、落語会の会場へ向かいました。(原画展は16日まで)。

  田島征彦さんと。

 

さて、落語会を無事に終えた出方一行は、久しぶりに祇園の夜を満喫しました。助演してくれたあさ吉、三味線の律ちゃんこと吉崎律子、それに弟子の團治郎・米輝も連れて、芸妓の孝鶴が開いているワインバー「孝鶴」、マスターが三味線を自在に操る御酒処「波木井」、常磐津一三太夫が経営する謎の店「えん」と、三軒回りました。

 

宴席には、孝鶴ちゃんのほかに、まめ晃姉さんもお越しになったので、先日の祇園での火災のもらい火に対するお見舞いを言って、「久しぶりに舞妓さんにお声掛けして下さい」と盛り上がって行きました。来てくれたのは、つる葉ちゃんと真咲ちゃん。つる葉ちゃんが沖縄(那覇)の出身だということを聞いた途端、私は沖縄民謡を歌い出しました。一方の真咲ちゃんは地元京都(下鴨)の出身。平成7年生まれということは、今年16歳になる女の子。「あ、ウチの娘と同い年や」。そう叫んだ私はツーショット写真をねだりました(まさにオヤジ)。久しぶりに、夜遅くまで祇園で過ごしました☆☆☆

 

今回も肝心の独演会風景の写真はありません。やはり、本番の時は一応落語に集中しているので、ついつい撮りそびれてしまいます。但し、それなりに集中している吉川マネージャーが米朝事務所のTwitter用に撮った私の楽屋風景がありますので、興味のあるかたはそちらをご覧下さい(^0_0^)

  今日も皆さんお疲れさま!

 12月24日に16歳になる真咲ちゃんと。

 年齢不詳の人気者、孝鶴ちゃんと。