2011.10.16 「升の市 住吉寄席、無事終了」
16日(日)は爽やかな秋晴れとなりました。住吉大社では、10月15~17日に催されている伊勢神宮での神嘗祭に合わせて、17日に宝之市神事が開かれます。神様からのお宝、すなわち御田のお米を刈り入れ、五人の市女が五穀を升に供えて奉納する儀式だそうで、昔は境内でお米の計量升などを売る市が開かれていたことから「升の市」とも呼ばれ、古来から住吉の地で続いてきたそうです。その前日に住吉大社の神館で米朝一門による落語会が開かれるようになって9年──。今年は塩鯛兄さんが三枝会長作の『宿題』を熱演し、大いに盛り上がりました(^ー^)
『煮売屋』團治郎
『代脈』鯛蔵
『宿題』塩鯛
『蛸芝居』米團治
ご来場の皆様、誠にありがとうございました!
神社おたくの間では、住吉大社は境内にお社が4つあることで有名です。第一本宮から第三本宮までが順に表筒男命(ウワツツノオノミコト)・中筒男命(ナカツツノオノミコト)・底筒男命(ソコツツノオノミコト)が祀られており、第四本宮は息長足姫命(オキナガタラシヒメノミコト)すなわち神功皇后となっています。漫画家の星野之宣氏は『宗像教授異考録』の中で、「住吉三神や宗像三神はオリオン座の中の三ッ星のことだ」と述べておられます。
が、それはさておき、今日は私、早く着いたので、團治郎を連れてお詣りをしました。反り橋(太鼓橋)を渡り、第一本宮から第四本宮まで順にお参りし、楠君社で五大力の石を拾って御守りに設えてもらい、おみくじを引きました。結果は──、写真の通り。
それぞれ、神様からの言葉を肝に命じ、高座を勤めた次第です。綺麗な夕陽を拝みつつ、帰途につきました。
その後、楽屋で米朝事務所の田中秀武会長が、ボソッと「凶はこれから上がる一方やけど、大吉はこれから落ちるだけや」と言いはったことだけ、付け加えておきます(^^ゞ