2011.11.19 「鈴木美智子さんの春琴に感動」
芦屋ルナホールでの朗読劇『春琴抄』は私自身、出演者でありながら楽しむことができました(^0_0^)
まず谷崎潤一郎記念館の副館長、たつみ都志さんのとても楽しいお話で始まり、続いて鈴木美智子さんと私が洋装で登場。長年の漫才コンビのような雰囲気で笑いを取った後、いよいよ『春琴抄』の朗読です。今度は二人とも和装に色直し。朗読と言っても、単に本を読むのではなく、喜多俊之さんデザインの二畳結界の中で正座をし、書見台に置かれた和綴じの本を徐(オモムロ)に開いて読み始めるのです。驚いたのは、舞台中央に設えられた結界に入るなり、空気が変わったこと。まるで、それぞれが春琴と佐助になったかのよう。そこにヴィオラ(奥村英樹サン)とピアノ(森口綾子サン)の演奏も加わり、情趣たっぷりに進みます。今回の構成・脚本は、すべて演出家の羽野暢さんによるものです。
いやぁ、しかし、鈴木美智子さんの朗読は凄かった!! 横に座って聴いているだけで、感情がどんどん伝わってきて、演技をしようと思うことなく、自然体で台詞を発することができました。不器用な私を相手役に起用して下さり、ありがとうございました! とても勉強になりました☆☆☆
終演後は、芦屋川のほとりにあるリストランテ「ベリーニ」で楽しい宴の始まり(^ー^) 芦屋市長の山中健さんはじめ、沢山の鈴木美智子ファンの方々が彼女の奮闘を労いました。帰りがけに、私が團治郎に「この店、めっちゃ美味しいから、名刺もらっといてくれ」と言うと、横から美智子さんが「あんた、また誰かと来ようと思てるやろ」やて…。美智子姉さん、なんで分かるのん?