2011.12.09 「宮古島紀行 二日目」
前夜、雨が降りしきるも、愛ちゃんは「これは龍神さまによる歓迎の雨。明日は大丈夫だと思います」と屈託なく話します。「そうやな。すべての事象に意味があるもんな」と、私。「でも、やっぱり心配や。今夜は眠れないかも」と言いながら、一番先に寝てしまいました。熟睡──。
翌日、12月7日午前6時──。目覚めると、とても幻想的な朝焼け。しかも、西の空には虹が! 思わず歓声を上げました(^o^) これなら「青の洞窟ツアー」、決行されるかも。
宮古島の平良港からフェリーに乗って、伊良部島の佐良浜港へと渡ります。この航路は宮古フェリー・はやてフェリー・スーパーはやての三つによる競合路線。我々はちょうどそこに停泊していた宮古フェリーに乗船。航行時間は25分。すると、途中で「はやて」が追い抜いて行くのです。「なんで?」。訊けば、宮古フェリーは一番安いけど一番遅い船だとか。「えっ! それやったら、あっちに乗ったのに…。あ~悔しい~」と残念がる私を見て、明神さん親子が「米團治さん、そうイライラしなさんな。10分ほどの違いです。その分、沖縄の海を満喫しましょ」。そうでした…恥ずかしい。いらちのためのリハビリは、もう少し必要なようですf(^^;
明神さん一家と、のんびり船旅。あっ、はやてに追い抜かれる…。
さて、マリンショップ「ゆうむつ」の店長&船長である伊志嶺伸悟さんは、背が高く、優しくて、まさに海の男という感じでした。明神さんの息子である慎太郎くん(19)も、高校時代は野球部だったこともあり、背が高く胸幅の厚い好青年なのですが、伸悟さんはそれ以上のカッコよさ☆☆☆ そして、彼の助手を勤めるよっちゃんこと義幸くんがメッチャ可愛い。キラキラした彼の眼差しは純粋な心の表れ。この伸ちゃん・よっちゃんの名コンビに案内してもらうことになりました(^0_0^)
「雨、上がりましたね。信じられない…今週もずっと雨の予報だったんですよ。波も穏やかだし、不思議です」と伸さん。愛ちゃんが「実は私、ここへ来る前に、夢で青い目の龍を見たんです。それは穴がポツポツあいた岩でできた洞窟の中にいるんです。今日どうしてもそこへ行きたいんですが…」と言うと、伸さんが「そうですか…そこまで仰るんなら、招かれているのかもしれませんね。では、青の洞窟はやめて、特別に大龍門に行きましょうか」と提案。「わ~ぃ」と、一同再び歓声(^o^) 伸さんが操縦するボートで大龍門近くまで行って、そこからシュノーケリングで海底の珊瑚や熱帯魚を観た後、洞窟に入り、龍神さまと出逢うという、何とも贅沢な「大龍門龍神ツアー」が実施されることに急遽決定(^0_0^)
そう言えば、お店の名前である「ゆうむつ」とは、「夢を持つ」という意味の沖縄の方言だとか。夢が現実に向かいます↑↑↑ 慣れないウェットスーツに身を包み、ゴーグル・シュノーケル片手に港を出た途端、なんと雲間から海面にサーッと光が! お日さまが顔を出したのです(^0_0^) 一同「わ~ぃ」の大合唱\(^o^)/ そして、どんどんどんどん雲が去り、青空に変わって行くではありませんか! 伸悟船長が小声で「奇跡や…」。
どこの天気予報も予想し得ない展開に! 快晴となりました(^0_0^)
太陽に照らされた沖縄の海は、筆舌に尽くし難いほど感動的! エメラルドグリーンとコバルトブルーが織りなって、見事な自然のハーモニーを奏でます。ゴーグルを付けて見る海の中の景色にも暫し言葉を失います。「わぁ~」「キャー」といった感嘆詞がしばらく続いた後、お母さんが「凄~い、水族館みたい」。……それ、反対でしょ。
※美ら海(チュラウミ)でのシュノーケリングの様子は、よっちゃんが防水カメラで撮ったのを近日中に立ち上げますので、暫くお待ちを☆
そして、いよいよ大龍門へと近づきます。洞窟に入り、手を合わせて参拝。暗いけれど、荘厳な趣き。よっちゃんが写真を撮ると、ある場所だけ黄金に輝きます。そして、愛ちゃんを撮ろうとした時だけは何度試みてもシャッターが切れませんでした。確かに龍神さまがおられる──、そんな思いを抱かずには居られませんでした。龍神さま、ありがとうございましたm(__)m
帰港して、シャワーを浴びて着替えた時、近所の漁師さんが「長いこと時化(シケ)が続いてたけど、今朝は久しぶりに大漁だったから、ほれ、食べろ」と、大きな鰹を下さいました。早速、伸さんに捌(サバ)いてもらい、獲れたてのカツオに舌鼓を打つという、思いがけないお土産まで付きました(^q^) 伸さん、ホントにありがとう☆☆☆
その後、伊良部島の美しい名所を次々と訪ね、大きな龍の氣を感じた次第。龍神さまのおわす島──これぞ伊良部島でした。夕方、宮古島に戻り、我らの宿「ここみ家」で心地よく酔いしれました(^ー^) また私が一番に眠りに就きましたf(^_^; 熟睡──。