2012.01.26 「料亭「吉兆」でおよばれ」
25日(水)は奈良県立医科大学の精神科医でいらっしゃる岸本年史先生のおよばれで、大阪・高麗橋にある料亭「吉兆」本店に行きました。
岸本年史先生と言えば、奈良県を代表する精神科医としてつとに有名ですが、上方の芸事にも明るくていらっしゃり、この日も昼間の診療を終えた後、お着物に着替えて大阪まで駆けつけて来られました。しかも、お洒落な大島紬! 洋服姿の私は少し恥ずかしかったf(^^;
実は、一昨年、岸本先生も出席する日本精神医学学会の催しで、私が一席喋ることになっていたのです。ところが、例の左足第一指骨髄炎のため緊急手術となり、落語は雀々さんに代演していただくなど、ほうぼうに迷惑をかけた時、その日のうちに入院先へ駆けつけて下さったのが、岸本先生でした。それ以来、何かとお声掛け頂いているという訳です。
この日は同じ奈良県の精神科医でいらっしゃる下市病院の南尚希先生も同席され、数々の素晴らしい調度品に囲まれて「吉兆」の料理を堪能しました。酒量が増すにつれ、仕事談義から芸談・冗談・猥談へと移行して行きました(^o^ゞ でも、高麗橋のお店で飲んでいると、やはり船場の落語の話が中心となります。「この辺が落語の商家の舞台やったんですか」との南先生の質問に、私は「そうですよ。そうそう、道修町の堺筋沿いにある旧・小西家は明治の商家で、土間や蔵や中庭など昔のままに残されていて、そこで普通に仕事してはるんです。今はコニシ株式会社として…ほら、接着剤のボンドで有名な会社です」と答えると、とても興味を示され、「一度、船場の商家の見学会に行きたい」と熱望されました。
でも、その日は旧・小西家には行かず、キタの新地のクラブに連れて行っていただきました。ありがとうございました(^ー^) 南先生が今春の開設を予定されておられる万葉クリニック、和歌を愛でるに相応しい環境にある建物のようですね。うまく行きますよう、お祈りしています☆☆☆