2012.04.20 「“やまぶき亭”米團治落語会」

18日(水)、京都・松尾大社での「“やまぶき亭”米團治落語会」は大いに盛り上がりました(^ー^)

 

 

桂米團治を襲名してから毎年この時期に開いていただいている“やまぶき亭”も今年で4回目。今や神社の年中行事の案内にも登場するほどになり、誠に有難い次第です。

 

実は私、毎年落語会を開いていただいているにも拘わらず、松尾大社の境内をゆっくり散策したことが無かったので、今年はそれを実行すべく、お昼過ぎに神社に行きました。参拝を済ませ、本殿を左手に進むと、とても清々しい氣を感じるポイントがありました。

 

 

今年は3月が寒くて開花が遅れたため、境内では桜と山吹の花を同時に見ることができました(^0_0^)

  

 

松尾大社のご祭神は大山咋神と市杵島姫命ですが、この地を開拓した秦氏一族が酒造りにも長けていたことから、ここは「酒の神様」としても有名で、毎年、全国各地の酒造会社から日本酒が奉納されています。境内の御輿庫の壁に整然と並ぶ酒樽は圧巻です。

 

 

その傍に「樽占い」というテントが立っていました。300円で矢を2本もらい、樽に向けて射抜くのです。樽を射抜けば「大吉」、樽に入れば「当たり」、外れても「あまり福」、それぞれのお守りが貰えるのです。私は早速挑戦。結果は「あまり福」でした(^o^ゞ でも、童心に戻れますよ(^ー^)

  

 

境内の美しい庭園も拝見し、お茶室でお抹茶をいただき、ホッと一心地。窓から眺める重森三玲作の石庭に心癒されました。

 

 

さて、夕方までにはまだ時間があったので、急遽、松尾山の磐座(イワクラ)を拝みに行くことに! 山道を登ること15分。急に視野が開け、京都の市街地が一望できる所に出てきました。そこには「心願・盃投げ」のコーナーが設けてあります。200円で5枚の小さな素焼きの盃を的の樽に目掛けて投げるのです。落語『愛宕山』に思いを馳せながら、「そ~れ!」。結果は、はずれでした(^o^ゞ

 

 

再び険しい坂を歩くこと15分。ようやく磐座に辿り着きました。

 

 

“やまぶき亭”の落語会は事前に演目を出しておらず、当日決めるパターンでして、この日も「何をしようか」と思案していました。が、この磐座の前で佇んでいるうちに、ふと『百年目』と『質屋芝居』をやりたくなってきたのです。神からのお告げ!? 神氣をいっぱい吸って、下山しました。御手洗川の滝にも手を合わせ、亀の井の水をいただき、「あ~美味し」。

 

 

色々とご案内いただいた権禰宜の南美宜(ヨシノリ)さん、ありがとうございました(^人^)

 

 

さてさて、ようやく落語会です。会場は満員のお客様の熱気に包まれました。松尾山のエネルギーを戴いたお蔭で、元気に高座をエンジョイ\(^o^)/

 

『動物園』そうば

『百年目』米團治

   〈中入〉

『片棒』歌之助

『質屋芝居』米團治

 

お蔭さまで、皆よく受けました(^ー^) 三味線の豊田公美子さんもありがとう! ご来場の皆様、本当にありがとうございました。よろしければ、メールで感想をお聞かせ下さい☆☆☆

 

終演後は、スタッフの方々とともに、鳥居前の鳥料理「とりよね」で美味しい鍋を囲みました(^q^)  落語会のお手伝いをして下さった方の中には、ミス着物やJR東海の広報担当の方もおられました。いずれ劣らぬ美女揃い。伴男こと、吉川マネージャーの鼻の下が(顎以上に)伸びていたことだけを付け加えておきます。巫女長が宴会に加わってからは酒量がぐんぐんアップ。帰り道、團治郎がハンドルを握った途端、私は後部座席で熟睡していたとか…。酒の神さまの歓待を受けたようですf(^_^;

   
今年のミス着物の楢林叶絵さんと。          イラストレーターの松浦すみれさんと。


「巫女頭」と呼んでいた巫女の都中小百合さんと。

 

そうそう、5月5日までは「山吹まつり」と称して、松尾さんでは色んなイベントが行われています。京都の嵐山方面に来られる時は、是非お立ち寄りを!