2012.05.12 「府中の森・芸術笑劇場」
12日(土)は東京都府中市にある「府中の森芸術劇場」での落語会に参加しました。京王線、東府中駅から会場まで徒歩6分。途中、美しい銀杏並木に心が和みました。天気が良かったことも幸いしたのかもしれません(^0_0^)
府中の森芸術劇場には“どりーむホール”“ウィーンホール”“ふるさとホール”という名前の3つのホールがあり、いずれも素敵な空間だなと思いました。落語会は“ふるさとホール”での開催。
“薫風すぺしゃる寄席”と名付けられた今回の催しは、今月16日で没後10周年を迎える五代目柳家小さん師匠を偲ぶ意味合いも込めて、まず歌舞伎研究家の小山観翁氏がお話をされた後、出演者一同が座談で会場を賑わせ、それから順に落語を演じる運びとなりました。そのメンバーとは、六代目柳家小さん、柳亭市馬、柳家花緑、そして私です。つまり、小さん一門の江戸勢に、私が上方から一人で立ち向かうという図式です。尤も、人間国宝繋がりという観点から言えば、市馬くんが一人で立ち向かうことになりますが(^-^ゞ
▽昼の部▽
「おはなし」観翁
「座談」出演者一同
『試し酒』花緑
『稽古屋』米團治
〈中入〉
『お化け長屋』市馬
『ちりとてちん』小さん
▼夜の部▼
「おはなし」観翁
「座談」出演者一同
『猫久』花緑
『七段目』米團治
〈中入〉
『首提灯』市馬
『蜘蛛駕籠』小さん
いやぁ、座談は昼夜で全然違う展開となり、またネタも昼夜で全員が変えたので、どちらも新鮮な雰囲気で進みました(^ー^) 座談の時、小さんお兄さまが「師匠が他界してからのこの10年──、短かったとも思えるし、長かったとも思えます」と仰いましたが、少なくとも今日の一日はアッという間に終わりました(^0_0^)
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