2012.08.10 「桂米朝展、無事終了」

8月1日から大阪・梅田のサンケイブリーゼ小ホールで開かれていた「米寿記念、桂米朝展」は、9日(木)をもって無事に閉幕しました。九日間で1万人以上ものお客様がお越し頂いたのだとか…。ご来場の皆様、本当にありがとうございました(^人^)

 

 

「桂米朝展」の期間中、サンケイホールでは落語会が5回開かれましたが、最終日の9日には「米朝とやなぎ句会と落語会」と題する催しが行われました。

 

『東の旅・七度狐』佐ん吉

『胴斬り』南光

「小咄二題&踊り」すずめ

『堀川』ざこば

    〈中入〉

「米朝を囲んでの座談」

 

前半は米朝一門による落語会、後半は座談会という構成。米朝が若い頃から所属していた俳句の同人「東京やなぎ句会」のメンバーの方々が多数来阪下さり、舞台で和気藹々とした“よもやま噺”が繰り広げられました。

 

小沢昭一(83)、大西信行(83)、加藤武(83)、矢野誠一(79)、永六輔(77)という東京の芸能界を代表するお歴々。ここに父・米朝を加えて、平均年齢82歳という夢の競演が実現したのです。この豪華座談会の司会を勤めたのが、朝日放送の社員として数々のラジオ番組を制作している市川寿憲(54)。彼は私と同い年ながら、昔の芸能界のことにホントに明るい“モノ知り”です。この日も、5人のお歴々が昔話を好き勝手に話されるのを、実に見事な手綱捌きで分かりやすく聴衆に伝えておられました☆☆☆

 

父・米朝も、沢山の旧友に囲まれたとあって、この日はとても機嫌よく、はげしいツッコミを連発しておりました(^0_0^)

 

 

終演後は別室で打ち上げ。ここでのざこば兄さんのスピーチが感動的でした。「年取ると色んなとこが痛んでくるけど、そら、しゃあない。今日は良かった! これ、日本の放送業界を引っ張って来て、日本の芸能史に名前を残す先生ばっかりやで。こんな人らと一緒に居てられること自体、めっちゃ嬉しい。齢を取るっちゅうのはええもんやなぁということを教えてもらいました」。

 

 

昭和37年頃から米朝と二人三脚で歩んできたマネージャーの田中秀武氏も、この日はご機嫌で、父と美酒を酌み交わしておられました(^ー^)

 

とにもかくにも、大勢の方々のご尽力のお蔭で、盛況のうちに「桂米朝展」を終えることができました。心よりお礼申し上げます。ありがとうございましたm(__)m