2012.08.28 「ヨシモト100周年記念」
吉本興業が創業100周年を迎えた今年、それを記念したイベントが数多く打ち出されていますが、この夏、私は二つの芝居を観ました。
一つは宮川大助・花子さん、そして娘のさゆみちゃんをはじめ、ご一門の方々による年に一度のファミリー公演です(^ー^) 毎年、大助さんが原案を作り、それをもとに舞台化されるのです。
今回は国立文楽劇場小ホールでの上演。岩城利之脚本、川浪ナミヲ演出による『天使の道 風の舞』──。人間誰にも言えない心の傷を持って生きている。それが時として苦しみになったり、怒りとなって噴出したり…。でも、「こんなはずじゃなかった。絶対に許せない」としてきた自分自身を許してやると、相手を許す心が生まれる。それが愛──という、心温まるお芝居でした(^0_0^)
もう一つは、“吉本百年物語”の8月公演、長川千佳子脚本、佐藤幹夫演出による『わらわし隊、大陸を行く』──。戦時中、若かりし林正之助氏が率いた芸人の慰問団「わらわし隊」が巻き起こす悲喜こもごもの話です。
時の看板スター、ミスワカナを水野真紀さんが演じたのですが、めっちゃ綺麗でした! 大阪弁も全く違和感なし。(ほかの人達が彼女を呼ぶ「ワカナ」というアクセントはちょっと気になりましたがf(^^;)。
毎月メニューが替わる“吉本百年物語”の座組は、ヨシモト所属の芸人と、ヨシモト以外の役者さんが一緒になって作り上げるので、新鮮味を感じます。この日は木村祐一、松尾貴史、山内圭哉、逢坂じゅん、佐藤正宏、里見まさと…といった百戦錬磨の方々が大いに舞台を盛り上げておられました(^0_0^)
私も『弁士の物語』のセリフ、はよ覚えなアカン…!