2012.10.21 「京都~大阪、落語会掛け持ち」

20日(土)は、ウィングス京都のイベントホールで音希寄席「米團治落語の会」に出演のため、午前8時15分金沢発の特急サンダーバードに乗り、一路、京都へ向かいます。この日も関西は快晴に恵まれました(^ー^)。

 

京都駅は行楽シーズンの土曜日とあって、人・人・人でしたf(^^;

 

音希寄席は、京都市内に介護の総合施設を作るべく、その啓蒙活動の一環として、NPO法人「音希」の所長である住里良実さんが企画された落語会です。去年、第1回の落語会を催したところ、施設の建設が具体化し、来年4月にオープンする運びとなったとか。で、今年、第2回を開いて下さる運びとなったのです。

 

『阿弥陀池』米輝

『地獄八景亡者戯』米團治

   〈中入〉

『宗論』米紫

『はてなの茶碗』米團治

 
主催者の住里さん親子と出方一同・囃子方一同。

 

今回も会場は一杯のお客様で盛り上がりました! ご来場まことにありがとうございました(^人^)

 

いやはや、今日は雲一つ無い秋晴れで、気持ちイイ(^ー^)

 
京都の東寺も一段と冴え渡っておりました。

 

さて、その後は一路、大阪へ──。山本能楽堂での「初心者のための上方芸能ナイト」に出演するために。山本能楽堂は大阪市中央区徳井町、地下鉄「谷町四丁目」駅から西へ3分の所にあります。

 

山本能楽堂の当主、観世流能楽師の山本章弘さんとは互いの息子同士がの学校の同級生という繋がりもあります。また、それ以前に、章弘さんの亡きお父様(眞義氏)とウチの親父(米朝)が「上方風流(カミガタブリ)」の同人として長きにわたる飲み友達でもありました。

 

さまざまなご縁があり、この日の催しに喜び勇んで参加(^0_0^) この日は講釈師の旭堂南海さんが司会を勤め、また山本能楽堂の誕生秘話を綴った創作講談も披露され、山本家の歴史がよくわかりました。山本家が観世流のシテ方に成り得たいきさつや、章弘さんのお祖父様(山本博之氏)が一念発起して能楽堂を建てられたことなどなど…。

 

対談『上方伝統芸能の魅力』山本章弘&桂米團治

講談『山本能楽堂物語第1話』旭堂南海

能『猩々』

体験コーナー「講談に登場する“名乗り”の実践」旭堂南海

落語『はてなの茶碗』桂米團治

 

会場は終始、笑いの空気に包まれ、穏やかに進みました。ご来場の皆様、ありがとうございました(^人^)

 

なお、このイベントの第二夜は、春團治師匠を招いて11月3日(土)に開かれるとのことです☆☆☆

 

ところで、山本能楽堂は国の登録有形文化財に指定されており、只今、かなりの規模で改修工事が進められています。すべての改修が完了するのは今年の12月だとか…。綺麗になったら、お祝いしましょうね、章弘さん!