2012.10.27 「福知山高校の落語鑑賞会」
25日(木)は学校公演がありました。京都府立福知山高等学校の生徒さんの前での落語鑑賞会です。
大阪駅からJR福知山線の特急こうのとりに乗って、一路福知山へ──。
会場は福知山市厚生会館。学校公演は行く先々で反応が大きく異なり、毎回不安を感じるのですが、福知山高校の皆さんは大変お行儀良く、素直に笑って下さり、気持ちよく演じることができました(^0_0^)
「解説」桂文三
「太神楽」鏡味正二郎
『時うどん』桂文三
〈中入〉
「奇術」松旭斎静花
『桃太郎』桂米團治
ところで、奇術の松旭斎静花さんは、この次の(神奈川県伊勢崎市の)仕事で現役を引退されるとのこと。「どうしてですか?」と尋ねると、「元気なうちに身を引くほうがよいでしょ。実際、もうびっくりするような歳ですから」と、にこやかに話される姿からはご高齢などとは微塵も感じられません。(結局、年齢は訊けずじまいでしたが…f(^_^;)
この日の高座も若々しいお喋りと見事な手さばきで、高校生を大いに湧かしておられました。落語協会の色物として長年培って来られた芸人魂を目の当たりにし、私も舞台袖で大いに感動させていただきました。
引退を決意されたのは、旦那様である曲独楽(キョクゴマ)の名手、柳家とし松師が今年の7月に他界されたことがきっかけだったとか…。
福知山駅のプラットホームで松旭斎静花さんとツーショット(^ー^)
「これからは時々、娘と一緒にいろんな所を旅しながら余生を過ごします」と満面の笑みでお話し下さり、お別れしました。静花さんは特急きのさきで京都へ、私は特急こうのとりで大阪へ。たまたま同時刻の出発となり、お互い列車の中からお辞儀。最後までこちらに笑顔を送って下さっておられたのが印象的でした(^ー^)
静花さん、素敵な芸人魂を与えて下さり、ありがとうございました(^人^) また旅先でお逢いするかもしれませんが、その時はどうぞよろしくお願いします☆☆☆