2012.10.29 「奈良での日本精神学科救急学会総会に参加」
28日(日)、第20回日本精神学科救急学会総会に参加しました。
毎年、全国都道府県で順に開かれている日本精神学科救急学会の総会が、今年は奈良県で開催。救急学会の会長である精神科医の岸本年史先生からお声掛けをいただき、私は「笑いでつくるコミュニティー」と題して開かれた市民公開講座で落語を披露しました。
場所は奈良県新公会堂の能楽ホール。能舞台という素敵な空間の中で、講演と落語が進行(^0_0^)
「健やかに生きる! ~認知症の予防と治療~」岸本年史
「空気の読めないことはそんなに悪いことか? ~発達障害とともに生きる~」飯田順三
『子ほめ』米輝
『七段目』米團治
ご来場の皆様、ありがとうございました!
実は、この日は朝から眠たくて、イマイチ気分がすぐれず、精神科の学会なのにどうしようと思いながらクルマを走らせていたのですが、途中、平城宮跡で完成した堂々たる朱雀門に出くわし、ビックリ! まだ時間に余裕があったので、クルマを停めて、見物することにしました。
平城遷都1300年の記念事業として始まった平城宮の復元は、かなり進んでいました。
大極殿から雄大な景色を眺めているうちに、すっかり気分が晴れました(^ー^)
爽快な気分で奈良市街地に到着すると、奈良公園は正倉院展に向かう人々で大賑わい。神鹿である鹿たちも、のどかに草や鹿せんべいを食べていました(^q^)
これから紅葉の季節を迎える奈良の景色にすっかり癒された私でした(^ー^)
[追記]
ところで、この日、私は鹿の鳴き声を聞きました。牡鹿が求愛のために鳴く声で、滅多に聞くことができないそうですが、この時期だからこそ、その声に遭遇したのでしょう。
「奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の声聞くときぞ秋はかなしき」
古今集にも猿丸大夫の歌として載っています。
この日は奥山ならぬ奈良公園の真ん中で鳴いていました。凄い唸り声でした。ビェ~という感じ。
そう! 今、松尾芭蕉の句を思い出しました。
「びいと啼く 尻声悲し 夜の鹿」
“もののあはれ”を感じる季節ですね。