2013.01.18 《関西ねじ協同組合の発足10周年記念、新春懇親会で講演》
寒い日が続いていますが、皆様お元気ですか?
まもなく、24節気の中で最も寒い時とされている大寒(今年は1月20日)の到来です。
ウチの不精な愛犬、モモは暖房器具から離れようとしません。
そんな中、17日(木)は「関西ねじ協同組合」発足10周年記念の新春懇親会の講師として招かれ、『国際人って何?』という演題でお話しをさせていただきました。
私は“ねじ”に関しては全然知識がなかったので、事前に辞書で下調べをしました。それによると、語源としてはギリシャ語で「かたつむりの殻」を意味するCochleaが、ラテン語の「ねじ」になったとか。また、ビスに関してはラテン語で「ぶどうの蔓」を意味するVitisが、フランス語でVisとなり、「ビス」と呼ばれるようになったそうです。
日本でのねじ産業の歴史は明治以降だそうですが、今回、理事長の箕村理さんにお話しを聞くにつれ、日本のねじ精度の高さは群を抜いているんだなぁと感心しました。
ただ、先般の中央自動車道の笹子トンネルの天井崩落事故に関しては、「すぐに我々ねじ業界が槍玉に上げられてしまいますが、あれは設置方法と点検補修の仕方に問題があるんです」と仰っていました。
考えてみると、トンネルに吊られている大きなジェット送風機も“ねじ”で留められているんですからね。青函トンネルも明石海峡大橋も“ねじ”が無ければ完成しない! 「アンカー」と呼ばれる“ねじの土台”の付け方がいかに大切かということを教えていただきました。
小さな小さな“ねじ”からとてつもない大きなものを造り上げる…。ふと、落語にも似ているなと思いました(^ー^) 我々も扇子と手拭いだけでとてつもない大きな世界を作り上げますからね(^_^ゞ
製造業の根幹をなす“ねじ業界”の皆さん、これからもがんばって下さいね☆☆☆
ウチのモモにも“ねじり鉢巻き”をさせました(^0_0^)