2013.02.09 《桂米團治独演会 in 尼崎》
8日(金)は尼崎・塚口にある兵庫県立ピッコロシアターで、私の独演会が開かれました(^0_0^)
毎年、この時期に開催していただいているピッコロシアター主催「桂米團治独演会」。これまでは土・日・祝日の昼間に賑々しく開かれていましたが、今回は平日の夜の公演となりました。寒い日だったし、お客さんの入りを心配していましたが、沢山のお客様がお詰め掛け下さり、活気あるステージに仕立てることができました(^o^)/
『初天神』鯛蔵
『看板の一』米團治
『片棒』歌之助
『はてなの茶碗』米團治
〈中入〉
『猫の忠信』米團治
三席目のマクラで「次回は昼公演と夜公演のどちらがいいですか」とお客さんに拍手の量でアンケートを取っていたら、客席から「両方やって!」という声がかかりました。「そうか、その手があったんですね」と、会場は大いに沸きました(^0_0^) 舞台袖にいたマネージャーと主催者だけは、なぜか青い顔をしていましたがf(^_^;
助演の歌之助くんと鯛蔵くん、熱演ありがとう!
終演後、武庫之荘の米朝宅に着いた時、落語会に来てくれた“尼北26期生”の仲間から「今、東富松のポポロで飲んでるねんけど、来ませんか?」との連絡が入り、すぐに合流。高校時代は陸上部のヒーロー、今はそれが微塵も感じられぬ“おじさん”に変化した笹部が経営するイタリアンレストラン「ポポロ」で、楽しい宴が繰り広げられました(^ー^)
我々が通っていた頃の兵庫県立尼崎北高校はとても自由な気風に満ち溢れていました。昭和40年代半ばに全国規模で起きた大学紛争の影響で、「尼北」も色んな規制が取り払われました。(標準服はあるが)制服の撤廃。上履きは疲れにくいサンダルにする。授業が休講となった時は外出可。私も公園で遊んだり、喫茶店に入ったりしたものです。
とは言え、これは闇雲に権利を主張するようなダサいものではありませんでした。生徒それぞれが各自の責任で良かれと思う方向に行動し、またそこには必ず生徒同士のチームワークがあったように思います。また、先生も生徒を“大人”として接する風潮があったように思います。
上岡龍太郎さんが以前よく仰っていたことを思い出します。「不良」と「非行」は違うのだということを──。「不良」とは、例えばタバコを吸ったり、酒を飲んだり、ポルノ映画を観たり…ということです。これらは大人になれば当たり前にしてよいことです。「非行」とは、例えば麻薬を吸ったり、物を盗んだり、人を殺めたり…。これらは大人になってからも決してやってはいけないことです。
先生方が生徒それぞれの成長の度合いに応じた接し方をされていたように思います。そして、先生のやり方に疑問を感じた時には生徒らがその先生を諭したことさえありました。自由であるがゆえの節度を、自然と身につけて行ける環境が整っていたように思い返します。
昨年3月、恩師の先生方も招待し、約180名が参加した「尼北26期同窓会」でのスナップ写真。誰が生徒か先生か…分からない(^o^ゞ
今の「尼北」には我々の頃の校風は残ってないようですが、少なくとも“尼北26期生”は「節度ある自由な気風」を持ち続けて行くのではないかしらん☆☆☆
あ、えらい方向に話が進んでしまいました(^o^ゞ
9日~11日は私、大阪・西成の動楽亭に出ています。三連休は動楽亭に足をお運び下さいませ(^ー^)