2013.03.11 《桂米團治の会 in べにや》
10日(日)は福井県あわら市の温泉旅館「べにや」での私の落語会がありました。
福井県唯一の温泉地、芦原温泉──。あの石原裕次郎さんがこよなく愛した旅館「べにや」での落語会も、もう10年になるんだとか。当初は師匠の米朝が出演しておりましたが、私が米團治を襲名した頃から、私と女優三林京子こと、桂すずめさんで繰り広げる形が定着化しました。
この日は、JR湖西線が強風のため通行止めとなり、特急サンダーバードは米原を迂回し、50分遅れで芦原温泉駅に到着。
でも、開演には支障をきたさず、逆にそれをマクラに喋らせていただきました。「湖西線が無かった頃は、大阪から北陸へ行くのは米原経由があたりまえだったんですよ」とね。湖西線が開通したのは私が高校1年だった昭和49年7月20日のこと。私はその時のことをよく覚えています。国鉄の時刻表の表記が大幅に変わったんです。考えたら、私も年を取りました(^o^ゞ
さて、「べにや」のご主人のご挨拶のあと、和やかな雰囲気のうちに落語会が始進みました(^0_0^)
「ご挨拶」米團治&すずめ
『看板の一』米輝
『親子茶屋』米團治
〈中入〉
『厩火事』すずめ
『足上がり』米團治
ご来場の皆様、まことにありがとうございました(^人^)
ちなみに、すずめさんの『厩火事』は今日がネタおろしでした。ざこば兄さん直伝の夫婦の情愛を描いた噺を闊達に口演。最後のほうの「愛しています」というセリフには、ドキッとさせられましたf(^ー^;
沢山のお土産を頂き、再び米原経由で帰阪。
「べにや」の玄関で、ご主人・女将さんとともにポーズを取るすずめさんと私。
高座でも申しておりました通り、次回は終演後、芦原温泉の芸者さんと遊びますね(^ー^)
で、再び50分遅れで新大阪駅に着いて、ビックリ。めっちゃ寒いよぉ~。これから寒の戻りだとか…。皆さん、風邪引かないように気をつけて下さいね☆