2013.04.01 《安芸の宮島参拝・二日目》
さぁ、翌日は弥山への登山参拝です。
「もみぢ荘」は紅葉谷公園内にあるので、とても静かな上、朝は鳥の囀りで目覚めることとなり、まことに気持ちがいい~(^0_0^)
宮島を散策していると、よく鹿に出くわします。宮島には沢山の鹿がいるのですが、奈良の鹿よりもおとなしく、それでいて近づいても逃げません。
めっちゃ可愛い(^ー^)
さて、今回の登山はロープウェイを利用することにしました。標高535mの弥山ですが、道のりとしては結構あるのと、前日に雨の中をかなり歩いたので、疲れが取れ切れていないこともあり…f(^^;
春休み中は特に登山客が多く、時間帯によってはロープウェイに乗るのにも順番待ちをせねばならないとのことでしたが、幸い「もみぢ荘」が宮島ロープウェイの乗り場のすぐ近くにあったため、助かりました(^-^ゞ 午前9時過ぎということもあり、待たずに乗車(^ー^)
ここのロープウェイは、かなり長い! 紅葉谷駅から榧谷駅で乗り換えて、山上の獅子岩駅まで行くのに約15分かかります。弥山の原始林を眺めているうちに「俗界から離れて、聖域に入るんだな」という思いが高まって行きました☆☆☆
獅子岩駅で降り、弥山の霊場を楽しみます。まずは約20分かけて弥山本堂へ行き、本尊の虚空像菩薩に手を合わせ、弘法大師が修行で使った時の火が1200年以上も消えずに燃え続けているという霊火堂にもお参りし、三鬼堂へと向かいます。
ここは三鬼大権現を祀っているお堂。三鬼大権現とは、真言宗の天狗信仰や山岳信仰の対象となる鬼神のこと。“鬼”とは言え、大小の天狗を眷属(ケンゾク)に従え、強大な神通力で人々を救う神なのです。具体的には次の三つ。
①追帳鬼神…「福徳」の徳を司り、大日如来を本地仏とする。
②時眉鬼神…「知恵」の徳を司り、虚空蔵菩薩を本地仏とする。
③摩羅鬼神…「降伏」の徳を司り、不動明王を本地仏とする。
三鬼堂で手を合わせ、外に出た瞬間──、雲が晴れ、太陽の光が差し込んで来ました(^0_0^) 「やったぁ、龍神さんが喜んではる!」。
私は急に嬉しくなりました\(^-^)/
そこから山頂へ続く道は、まさに巨石のオンパレード(^0_0^) 神が降り立つような磐座(イワクラ)があちこちにありました。
弥山山頂に立った時には、宇宙との繋がりを感じましたよ↑↑↑ 凄い! 「弥山はパワースポットだ」と言われる理由が解りました☆☆☆
下りの道にも不思議な巨石がゴロゴロしていました。例えば、水を蓄えている石が沢山あります。
その一つが干満岩(カンマンイワ)。岩の真ん中に穴があいていて、常に水が溜まっているのですが、「塩の満ち引きに合わせて穴の水位が変わる…しかもその水たるや少し塩辛い」という不思議な岩なのです。
約2時間半の弥山ハイキング──。
最後は嚴島神社の奥宮と言われている御山神社(ミヤマジンジャ)に参拝し、弥山山上からの眺望を楽しみました(^ー^)
瀬戸内海に浮かぶ島々の数々──。その中の一つである小黒神島が綺麗な円錐形をしているので、私は香川県と岡山県の境にある大槌島を思い出しました。いつか小黒神島にも上陸するぞ!
そんな思いを抱きつつ、我々一行は、再び宮島ロープウェイで下山。
我々が降りる頃には、上りのロープウェイは人・人・人だらけでした。
皆さん! 弥山へ登るなら、前日から宮島に入り、時間に余裕を持って歩かれるのが得策だと思います(^ー^)
昼過ぎに下山して、表参道商店街の醤油屋で独特の美味しい“だし醤油”を買って、帰途に就きました。
これ、めっちゃ美味しいよ(^q^)
一泊二日の宮島参拝が無事完了。新大阪駅に着いた時、ふと空を見上げたら、何とそこには長い長い龍雲が出ているではないかいな(^0_0^)
龍神さんが「よう来たなぁ」と言ってるようで…。神様、今日もホンマにありがとう(^人^)!
かつては嚴島と呼ばれていたという宮島──。そこに居着きたくなる島なのかもしれません(^ー^)