2013.08.12 《鞍馬山参拝》
「天狗を侮るとどのようなことになるか存じおろう。五体は八つ裂きにされ、杉の梢に掛けられる。わしは人間ではない…」──ご存知、上方落語『天狗裁き』の一節です。
私も時々演じますが、実はまだ一度も鞍馬山に行ったことがありませんでした。
そこで先日、高雄の神護寺に行った帰りに、鞍馬山まで足を伸ばした次第(^0_0^)
鞍馬山に棲むと言われている天狗──、その存在を確かめるために(^o^ゞ
鞍馬山には鞍馬寺があるのですが、ここは特定の宗派に属さず、鞍馬山全体を護っているお寺なのだとか…。そのため、山号寺号は鞍馬山鞍馬寺。相当古くから霊験あらたかな山として信仰されていたようです。
創建は、鑑真が唐から連れてきた8人の高僧の中の最年少であった鑑禎が772年に毘沙門天を祀った頃とのこと。
ご本尊はここでは「尊天」と呼ばれており、本殿である金堂に毘沙門天と千手観音と護法魔王尊が三位一体として祀られているんだとか。
これらの尊天はすべての生命を生かし続ける宇宙エネルギーだそうで、毘沙門天は「光…すなわち太陽の精霊」であり、千手観世音菩薩は「愛…すなわち月輪の精霊」であり、護法魔王尊は「力…すなわち大地(地球)の霊元」であるのだそうです。
なかでも、護法魔王尊は650万年前に金星から地球に降り立ったものだと言われています。とてもスケールの大きな話ですね!!
天狗は尊天が形となって現れた“精霊”だということ。精霊は普通の人には見えないけれど、波動の高い繊細な心の持ち主には見えるとか!? 見えなければ、凡人か…。見えたことにしようかなf(^_^;
ところで、鞍馬山にはケーブルカーも走っています。宗教法人としては唯一の鉄道事業経営なのだとか(^0_0^)
さて、境内を歩いていると不思議な霊気が漂ってきます。これなら、天狗が居ても全く違和感のない場所かも☆
尊天が祀られている金堂を参拝。
そこから東のほうに目をやると、比叡山が綺麗に見渡せました☆ 古くから天台宗とともに京の都を護ってきた様子がうかがえます☆☆
今回は奥の院までは行きませんでした。
鞍馬山の鎮守社として古くからある由岐神社にも参拝。ここは毎年10月22日に行われる「鞍馬の火祭り」で有名ですね。
ここの大杉はとてもパワーがありそう☆☆☆
どの程度の力が備わったかはわかりませんが、『天狗裁き』を演じる時の“天狗”の心境になれたことは確かなようです(^0_0^)