2013.09.24 《『帯久』ネタおろし》
23日(月)の秋分の日、すなわち彼岸の中日に「米團治・研鑽の会」がありました。
毎回ネタおろしや、お蔵入りしていたネタを聴いていただく“申し訳ない会”ですが、今回も大阪・西成の動楽亭には沢山のお客様がお客様が集まり下さいました(^人^)
『狸の賽』慶治朗
『帯久』米團治
〈中入〉
『いらち俥』團治郎
『地獄八景亡者戯』米團治
今回は『帯久』をおろしました。昨年、トリイホールでの団朝くんによる『帯久』を聴いて以来、私も早く演ろうと心に留めていましたが、ついに実現! 彼はこのネタをなんと35分で好演したので、私もなるべく短くやろうと高座に上がったところ、なんと55分もかかってしまいました(^-^ゞ
なかなか、はしょれないものですね。後半、ちょっとあやしいところもありましたが、温かいお客様のお蔭で、いい意味での緊張感が途切れることなく、無事にサゲを迎えることができました。
高座から降りて来ると、マネージャーが一言、「最後まで辿り着いて良かったですね」やて……。米朝事務所のマネージャーは、皆、厳しいよぉf(^^;
二席目は、お彼岸ということもあり、お客様をあの世への旅に誘うべく『地獄八景亡者戯』をかけました。普段は60分以上かかるのですが、少しはしょったため、50分でサゲに到達。『帯久』より短く終えました(^o^ゞ
とは言え、長講二席はお客さんにはどうだったかな? 堪えたかな? また、ご感想をお寄せ下されば幸いです(^人^)
ところで私、これまで自分にとっての座右の銘や、モットーや、好きな言葉といった類いのものが何であるのかよくわからなかったのですが──、先日、ある方がふと発した言葉に心が動かされ、昨日色紙を頼まれた時に、思わずその言葉を書きました。
「形はかるく、想いはおもく」──、これを当面のモットーにします(^ー^) 何日続くか分からないけれど(^o^ゞ
さて、明日24日からは再び巡業開始☆☆☆
まずは仙台で、ざこば兄さんとの二人会。東北応援特別寄席「ざこば米團治二人会」が開かれます。
その翌日からは「北陸道“珍道中”松竹落語会」で、林家正蔵&柳家花緑&桂米團治が高岡~金沢~福井を回ります。
ご当地の皆様、何とぞよろしゅうお頼申します☆☆☆