2013.11.16 《国宝の御前で!》
15日(金)、京都・高雄の神護寺金堂での落語会は無事に終了!
肌寒い夜でしたが、堂内は温かいお客さまの熱気が渦巻き、大いに盛り上げることができました(^0_0^) ご来場、心よりお礼申し上げます(^人^)
今年の初めにふらっと神護寺を参拝に訪れた時、たまたま金堂でご住職と出会ったのがきっかけ。私が「ここで落語ができたらなぁ」と呟いたことが実現したのです。
しかも、京都・高雄が一番美しく映える紅葉ライトアップの時期に、その念願が叶うとは…なんたる幸せ!
神護寺金堂には、国宝の薬師如来がおわします。その御前で落語が喋れるなんて、まさに夢のようでした!!
心配していた雨も降らず、高雄の紅葉が夕景に染まります。
金堂からの眺めを写真に収める私。
当日は他府県からもお客様が大勢のお越し下さったとか。本当にありがとうございました(^人^)
この日の演題は『景清』。これは洛西・柳谷や、東山・清水の観音さんが出てくる噺なのですが、この日ばかりは神護寺のお薬師さんも絡ませての高座と相成りました。
開演前のご挨拶で、ご住職は「薬師如来像の御前でお話しになるという、前代未聞の大舞台にも拘わらず、今、米團治さんは緊張など少しもされず、元気いっぱいです。やはり、家にも国宝がおられるからなのでしょうね」と、大きな笑いをお取りになりました(^0_0^)
薬師如来像と私が絶妙なコントラストで映し出される高座姿は、とても幻想的だったそうです☆☆☆ (自分でそのシーンを見られないのが残念でしたが)
音響もとても良く、マイクなど一切なしで、素敵な空間に仕上がりました(^ー^) 但し、音響が良すぎて、途中から入って来られたお客様の、靴をビニールにしまう音が気になりましたがf(^^; これは今後の課題かな。
終演後は、暮れなずんだ境内にライトアップされた紅葉がひときわ美しく輝いておりました☆☆☆
神護寺の谷内弘照貫主、前笛を吹いて下さった麻由子さん&みつるさん、三味線の大川貴子さんとともに(^0_0^)
お客様、スタッフの皆様、良い機会を作って下さり、まことにありがとうございました(^人^)