2014.01.07 《仲間内の訃報続く》

昨年の大晦日、先輩の桂春駒兄さんが肝不全で逝去されました。

 

神戸・元町のもとまち寄席“恋雅亭”の世話人を続けて来られ、いつも私のことを気にかけて下さる優しいお兄さんでした。「劇団往来」のメンバーでもあり、上方の噺家のお祭りである「彦八まつり」の陰の立役者でもあったのです。

 

昨年の夏には笑福亭松喬という大きな看板を亡くした上方落語界ですが、松喬兄さんも春駒兄さんもどちらも62歳。落語家としては最も充実する頃と言われている年齢です。

 

もちろん、長生きするだけが幸せではないし、お二人とも力一杯生き抜いて来られた方だから、悔いはないとは思いますが…

 

でも、早いよなと思ってしまいます。

 

心よりご冥福を祈りますm(__)m

 

そんな折、海原しおりさんの訃報が入りました。今月3日に脳腫瘍のため、58歳で他界。

 

海原さおり・しおり──。アイドル的存在の漫才コンビとして世に出た二人。

 

私より彼女のほうが年上でしたが、芸人としては同期だったので、気安く「しおりちゃん、しおりちゃん」と呼ばせていただいておりました。また実際、ホントに若く見える人でした。

 

お通夜の席でのさおりさんの姿が印象的でした。よくお世話をしてあげられましたね。

 

苦労を苦労と思わず、明るく力一杯に生き抜いたしおりちゃん。心よりご冥福を祈ります( - ∧ - )

そして、今日、やしきたかじんさんが他界──。食道癌により、64歳で…。

 

放埒な芸風でしたが、実はとてもシャイな方でした。

 

たかじんさんが精力的にコンサート活動を続けておられた1980年~90年代、私は足繁くサンケイホールに通ったものです。

 

バラードをとことん切なく歌い、次の瞬間、喋りで会場を爆笑の渦にする“芸人魂”を持つ人でした。折に触れ、勉強させていただきました。

 

私は今、たかじんさんの80年代のレコード“CATCH ME”を聴きながら、ありし日を偲んでいます。

 

 

心からご冥福をお祈り致します。