2014.03.08 《市川寿憲ディレクターを偲ぶ落語会》
先日、昨年10月3日に肝細胞癌のため54歳という若さで亡くなった朝日放送の市川寿憲ディレクターを偲ぶ落語会が、ABCホールで開かれました。
市川さんの口癖である「たまさか」(=たまにの意)をタイトルに付けた“市川寿憲追善”「たまさか落語会」──。
当日は大入満員の盛況となりました☆☆☆
『胴斬り』 吉の丞
『阿弥陀池』 南天
『近江八景』 三喬
『堀川』 八方
〈中入〉
「市川寿憲追善ビデオ映像」 ナレーション…伊藤史隆
「座談」 ざこば、八方、米團治、吉の丞。司会…三代澤康司
落語が4本続いた後、伊藤史隆アナウンサーのナレーションによる映像が流れ、その後、三代澤康司アナウンサーの進行による座談が繰り広げられました。
市川寿憲さんは昭和34年1月19日生まれ。私と同じ学年なのです。同世代でありながら、彼の古典芸能に対する造詣の深さは半端じゃありませんでした。私とは比べものにならないほど、多くの引き出しを持っておられたのです。
能狂言、歌舞伎、文楽、落語、講談、浪曲、漫才、音楽ショーに至るまで、何を訊かれても答えられないことはまずありませんでした(^0_0^)
この写真は2012年8月9日にサンケイホールブリーゼで開かれた「米朝一門会」での一コマ。小沢昭一、大西信行、加藤武、矢野誠一、永六輔、桂米朝といった芸能界の七人の強者(ツワモノ)を相手に見事な進行役を果たした「いっちぃ」こと、市川寿憲ディレクター。
晩年、彼が司会を勤めていたラジオ番組「米朝よもやま噺」には、芸能界の大先輩が順にゲストにお越しになりましたが、皆が口々に「君、ようそんな古いこと知ってるなあ」と舌を巻くこともしばしば(^0_0^)
今回、改めて、彼の凄さを知った次第☆☆☆
落語に関しては「日曜落語、なみはや亭」で順次放送されますが、座談の模様は明後日(9日)の早朝5時~5時25分の「ラジオわろうてい」にて放送されます。
おそらく殆んどの方が寝ている時間帯でしょうが、いっちぃファンの方はどうぞ予約録音などして、お聴き下さいませ☆☆☆