2014.04.01 《フィギュアスケートと落語の類似性》

先月、さいたまスーパーアリーナで開かれた世界フィギュアスケート選手権大会には感動しましたね!


テレビの前に釘付けでした(^0_0^)


選手達の見事な演技もさることながら、素晴らしいなと思ったのは、1万8000人もの観客がスタンドを埋め尽くしたこと! 海外ではオリンピックですら空席が目立つ現状にある中、日本のフィギュア界はメッチャ熱い!


もちろん浅田真央・羽生結弦というトップスターの存在があればこそなのでしょうが、日本では彼らのスケーティングをより一層盛り上げる観客の体勢がしっかり出来上がっていて、相乗作用で良い結果が生まれたのではないかと思うのです。


もちろん、観客の声援に応えられる彼らの精神力の強さには、頭が下がるばかり。


羽生結弦、町田樹、小塚崇彦、浅田真央、鈴木明子、村上佳菜子。彼らの活躍ぶりに、大いに元気をいただきました(^0_0^)


スポーツでありながら、フィギュアスケートは舞台芸術でもあります。観客をうまく乗せることが、加点に繋がるのです。


なんだか、フィギュアスケートと落語って似てるなぁと思います。…そう思いませんか? いや、一笑に付さないで下さい。


まず、どちらも登場するだけで拍手がもらえます。その時、たとえ控室では体調が悪かろうと、舞台(リンク)へは満面の笑みで現れます。


フィギュアも落語も、沢山の演者の中の一人であるという点も似ています。前の演者が拍手喝采を受けている中で、「よし、私もうまく続こう」と、自分の手順をイメージするさま──、とても似ています。


練習ではうまく飛んでるのに、本番では失敗する…。ここも似ています。噺家も稽古の時はうまく行くのです。でも、本番では少しのリズムの狂いから、笑いに持って行けなくなる…。ほんのちょっとしたことなのです。しかし、その僅かな間(マ)が大切なのです。


だから、それがうまく行った時は、喜びも一入(ヒトシオ)! 演者と観客が一つになって盛り上がります。


どうです? 両者はよく似ているでしょ(^ー^)?


違うところは、フィギュアは滑れたら成功、落語は滑ったら失敗(^o^ゞ


「嗚呼、落語はフィギュアとよく似てるよなぁ」と豪語してたら、妻に「全然レベルが違う! 真央ちゃんや結弦くんの練習量って、半端やないんよ。そんなもんと一緒にせんといて」と、一蹴されました。


確かに、そうやなぁf(^^;


でも、良い演技がお客さんに元気を与えるという所だけは共通していると思います。


世界フィギュア選手権大会で元気をいただいた私──、今度は落語会でお返ししますね(^o^)/