2014.06.02 《神戸の中之島!?》

関西人にとって「中之島」と言えば、大阪市北区の中之島が有名ですが、神戸にも中之島があるのをご存知ですか?

 

私は知りませんでした。そこへ行くまでは…。

 

神戸市兵庫区に中之島という地名があるのです。いわゆる大和田の泊(トマリ)、平清盛公が日宋貿易の拠点として開発した(海と運河に囲まれた)場所。

 

そして、そこには文久8年(1271年)に創建された阿彌陀寺という浄土宗のお寺があるのです。法然上人の孫弟子、浄音上人によって建てられた海向山、阿彌陀寺。

 

 

 

中之島2丁目3番地。これが大阪市北区ならフェスティバルホールになってしまいます(^o^ゞ

 

 

 

ここは神戸市兵庫区の中之島。お寺の境内には清盛公が魚を供養するために建てた魚の御堂の礎石があるなど、往時を偲ぶ標(シルベ)がそこかしこに存在します。

 

この日は納骨堂のご本尊の阿弥陀如来の開眼法要が行われ、私はその記念の落語会に招かれたという次第(^0_0^)

 

実は、阿彌陀寺の本堂は先の大戦で空襲に遭い、全焼してしまったのだとか。本堂の再建は十数年前に実現し、立派な阿弥陀如来座像も備わったのですが、敗戦から数十年間ご本尊として崇められてきた阿弥陀如来立像が、この度、納骨堂の本尊として迎えられることになったのです。この立像は江戸時代に作られたもので、真っ黒に煤けていたそうですが、丹念に磨きをかけたところ、目映いばかりの金色が蘇りました☆☆☆

 

 

 

この日は、本堂でご本尊のお前立ちをされていましたが、ほかの阿弥陀さんとは手のあげ方が逆になっているという珍しい形です。

 

 

 

二体の阿弥陀さまに手を合わせた後、舞台チェックを済ませ、地元の仕出し屋「ふる里」さんの御膳をいただき、いよいよ本番(^0_0^)

 

 

 

『動物園』 團治郎

『七段目』 米團治

   〈中入〉

『鹿政談』 米團治

 

温かい檀家の皆様に囲まれ、法要式&落語会は終始、和やかに進みました(^ー^)

 

 

ご住職や檀信徒総代の方々とともに記念撮影☆ また、ゆっくりとお詣りに来させていただきますね(^人^)

 

阿彌陀寺のますますの繁栄をお祈り申し上げます☆☆☆