2014.10.08 《真名井神社~伊雑宮、近畿縦断の旅[予告編]》

災害というものは毎年どこかで起きていますが、今年は酷かったですね(;_;)
  
度重なる台風の上陸と、浸水被害──。
 
台風以外でも夏には局地的集中豪雨が発生し、各地で洪水や土砂崩れが頻発。殊に、広島市安佐南区と安佐北区で同時多発的に起きた土砂崩れでは74人が死亡。また、北海道礼文島でも50年に一度と言われる記録的集中豪雨が発生。
 
そして、木曽の御嶽山が突如噴火。50人以上が犠牲となり、今も土石流の不安が募る毎日。山頂の御嶽山神社奥宮の姿は一転、灰塵に覆われました。
 
また、兵庫県三田市の三田天満神社の秋の例大祭では、だんじりが境内の建物に激突──。
 
神様は、目には見えないけれど、時として荒ぶることがあります。
 
日本人は太古の昔より、自然の万物に宿る神様に対し、陰陽を合わせ持つ形でお祭りしてきました。
 
荒御霊(アラミタマ)と和御霊(ニギミタマ)であるとか、男神(オガミ)と女神(メガミ)であるというふうに…。
 
陰陽が合体してこそ、物事が滞りなく運ぶという考え方です。
 
火山国ニッポン──。恐ろしいマグマが地下でうごめいているけれど、そのお蔭で温泉を楽しむことができる。激しい台風が来るけれど、そのお蔭で緑豊かな風景や美味しい米を享受することができる。
 
日本人は畏怖と畏敬の念を持って、神様に感謝の心を捧げてきたのです。この気持ちを大切にすることが、日本の風土を守ることに繋がるのではないかしらん。
 
私は先日(2日~3日)、龍神さんへ感謝の気持ちを捧げる旅をしました。
 
元伊勢・籠神社と伊勢・皇大神宮の別宮である伊雑宮を繋ぐ旅──。丹後の宮津から志摩の磯部まで、近畿を縦断する旅日記。乞う、ご期待!