2014.11.22 《二年ぶりに奈良の山あいを堪能 [後編]》
翌朝、美味しいごはんをしっかり食べて、久保治旅館を出発──。
この日は、私の希望で、吉野郡に点在する丹生川上神社(ニウカワカミジンジャ)を三社ともお詣りすることに! 下社・中社・上社の三社巡りです↑↑↑
その前に、まずは天川村の来迎院のイチョウの木を拝みに行きました。
天河弁財天社の向かいにある来迎院は役行者(エンノギョウジャ)の創建と伝えられ、ご本尊は大日如来坐像。境内の大イチョウは、空海が植樹したとも言われています。
黄色く染まったイチョウの葉が境内にいる我々の頭にハラハラと降りしきるさまは、まさに上方落語『まめだ』の世界に飛び込んだかのよう…(^0_0^)
神様が宿っているような大銀杏を堪能した我々──。いざ、丹生川上神社への巡拝を開始!
まずは、吉野郡下市町の丹生川沿いにある丹生川上神社下社。
ご祭神は闇龍神(クラオカミ)。
下社では、かねてよりの宮司さんの望みが叶い、昨年から境内で神馬を飼い始められたのだとか!
のどかな様子の白駒「白龍号」と黒駒「黒龍号」。
思わず顔がほころびます(^ー^)
さらに、去年から“三社巡り”の御朱印を受ける和紙が用意されたとのこと。守り矢とともに各社を参拝する度に受けて行き、すべて揃えば、特別の御札がいただけるという縁起物企画!
我々は早速それを受けて行くことにしました(^-^)/
次に向かったのは、吉野郡東吉野村にある丹生川上神社中社。ここを訪れるのは初めて(^0_0^)
ご祭神は罔象女神(ミヅハノメノカミ)、いわゆる水の神様です。
いやぁ、まさにその通り! 境内にある真名井の水はとても軟らかな味でした(^q^)
ここは「水神宗社」とも呼ばれており、「中社こそ丹生川上神社の大元である」という研究発表がなされたほどの場所。
神社の前を流れる高見川は、ちょうど紅葉の見頃を迎え、めっちゃ綺麗(*^_^*)
少し奥まった所にある「東の滝(ヒンガシノタキ)」は、男滝女滝が交差し、実に美しい瀑布を成しています!!
やさしくて力強い龍神さんの氣を感じました(^o^)/ この水こそメッチャ美味しかった(^q^)
さぁ、もう一つ! 今度は吉野郡川上村にある丹生川上神社上社へとクルマを走らせます。
かつては吉野川沿いにあった上社は、大滝ダム建設のために水没することになり、1998(平成10)年に社殿は高台へと移されました。
ご祭神は高龍神(タカオカミ)。ここでお参りを済ませ、三社巡り達成!
とても瑞々しい御朱印紙となりました☆☆☆
ついでに「ホテル杉の湯」の宿泊が20%オフになる達成証明書もゲット(^o^ゞ
この後、吉野川をもう少し上流に行った所にある不動窟を見学。
役行者の凄まじい修行の一端を垣間見て、帰途に就きました。
今回は「吉野への慰霊と水への感謝の旅」となりました。
山があってこその水──。改めて生命の根源、水の大切さを学んだ次第☆☆☆
次回は、吉野水分神社にも行こう(^∧^)