2014.12.07 《空気を操ること──難しいけど、面白い》
寒い日が続いていますが、皆様お元気ですか?
風邪など召されませぬよう、嗽と手洗いを励行し、体を温めましょうね。
笑いも健康の源です(^ー^) ときには落語を聴いて、身体の中に笑いの神様を巡らせましょう(^o^)/
でもね──。
たまに落語会へ足を運んでも、殆んど笑うこともなく帰ることってありませんか?
私も演者として同じようなことを感じる時があります。今日のお客、重たいなぁ…と。おカネ払(ハロ)たんやさかい、あとは座ってたら何かやってくれるやろと、足つぼマッサージみたいに思てるんとちゃうやろか…と。
尤も、足つぼマッサージこそ、お互いの波長の合致が大切やと思いますが。
会場の空気が重たい場合、責任は全て噺家にあるのですが、お客様にも「笑い」への能動的因子を持つお方が少しでもおられたらよいのになぁと思うことがあります。少しおられるだけで変わってきます。百人のうち五人ほど…そう、5%でよいのです。8%も要りません。五人おられたら、その方々がリーダーとなって“笑いの因子”を周りに広げて行き、やがて“笑いの神様”のご降臨となるのです\(^o^)/
その作業をするのが、噺家の仕事であると言えましょう。
どんなに重たい会場でも能動的因子を持つ人はいるのです。ただ、それに気がついていないだけなのです。5%のリーダーを目覚めさせる努力。これが大切です。もちろん、話の内容で八割の人を納得させなければなりませんが(^o^ゞ
この空気を操る術というのは、本当に難しい。難しいけど、それだけにうまく行った時は喜びも一入(ヒトシオ)(^ー^) お客さんも幸せを感じて健康になり、演者の健康にも繋がります(^-^)/
これは、落語でも講演でもパーティーのスピーチでも同じこと。お客の心を掴むには、日頃の修練が大切ですが、予定調和に頼らない精神力、その時々の気配りがより大切だと思います。
実は私、先日の広島での落語会に合わせて、関西学院同窓会の広島支部での集まりにも招かれたのです。
私の母校、関西学院大学は今年、創立125周年──☆ それに合わせて、本校はもとより、全国各地の同窓会支部でもさまざまな催しが開かれています。
広島での祝宴では当初、乾杯前に私の話を聴く段取りが組まれていました。でも、会場に入った瞬間、私の話は乾杯後に切り替えたほうがよいと思い、その方向へと急遽変更──。
幸い、司会の方の対応も素晴らしく、お蔭さまで歓談半ばでのスピーチで大いに「笑い」を巻き起こすことができました(^0_0^)…と思いますf(^^;
広島の同窓会組織は、東京や大阪に比べると人数は少ないけれど、元気な方がとても多かったです(^-^)/
オリエンタルホテル広島の宴会場には、上は83歳から下は23歳までの老若男女が入り交じり、和気藹々とした雰囲気の中でパーティーが繰り広げられました^_^)/▼☆▼\(^_^)
私は自分のスピーチの中で、今年の初めに大阪での集まりで関西学院院長のルース・マリー・グルーベルさんにお逢いした時の印象を話しました。
今の日本人よりが使う言葉より美しい日本語で挨拶されたこと。今の関学に最も必要な御仁であると思ったこと。しかし、同窓会の125周年の記念誌には(私が座談で喋った以外)彼女の名前も顔写真も出ていなかったことなどなど…。
そして、真の国際化に向けて、グルーベル院長を旗手として(ときには広告塔として)関学を広くアピールすることが肝要であることを力説し、かなりの賛同を得ました! いや、得たはずですf(^ー^;
外に出ると、平和大通りのイルミネーションがとても綺麗でした☆☆☆
とても幸せな気持ちで広島を後にすることができました(^ー^)
関学同窓会広島支部のますますの発展をお祈り致します(^人^)