2015.01.01 《ジルヴェスター・コンサート@びわ湖ホール 大盛況のうちに2015年の幕開け!》
今回のジルヴェスター・コンサートは、さいきひろし演出が効を奏し、会場は随所で興奮の坩堝(ルツボ)状態になりました(^0_0^)
まずはオープニング! 舞台の小さいほうの“せり”の昇降装置を外して、オーケストラ&合唱隊の後ろに持っていき、黒紋付・袴姿の私がそれに乗り、出囃子とともに登場するのです。
横幅はまだしも、前後はやっと座布団が置けるほどの寸法。
写真では高さが伝わりにくいでしょうが、シルエットで写っている大道具さんの身長を倍にした所が、ようやく高座台の一番下になるのです。
予想を越えた高さまで上がった時、客席からどよめきと歓声が起こりました(^0_0^)
ある種、大峰山の荒行(西の覗き)より怖いかもf(^^;
でも、そんな感情はおくびも出さず、満面笑みで「ジルヴェスター」の本来の意味──すなわち、4世紀前半にローマ教皇を勤めた聖ジルヴェスターという人の名前であること。彼は西暦335年12月31日に他界したため、大晦日にジルヴェスターを讃える礼拝をしたのが始まりであること。それを真夜中のカウントダウン付きのコンサートに仕立て上げたのは、どうやら日本人であることなどをお話しし、無事に“高座”から降りることができましたf(^_^;
そして、アンドレアス・ヴォルフさん指揮、大阪交響楽団の皆さんの演奏による華麗なる演奏の始まり♪
ウェーバー 歌劇『魔弾の射手』序曲
メンデルスゾーン 「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」 Vn.独奏 成田達輝
〈休憩〉
シュトラウスⅡ 喜歌劇『こうもり』より「抜粋メドレー」
ソプラノ=砂川涼子さん、ソプラノ=小林沙羅さん、テノール=二塚直紀さん、バリトン=迎肇聡さん、そのほかびわ湖ホール声楽アンサンブル&ジルヴェスター合唱団の皆さんの歌声で、びわ湖ホールがしばしウィーンの舞踏会場と化しました☆☆☆
音楽の都、ウィーンの香りを満喫し、さぁ、カウントダウンというところで、二つ目のサプライズ。今回はドイツ語でカウントダウンすることになったのです!
嗚呼、どんどんフランス語から離れてゆく…
それはさておき、舞台上のスクリーンにはカタカナでドイツ語の10~1が順に登場し、それに合わせて大入満員のびわ湖ホールのお客様が叫びます。
ツェーン 10
ノイン 9
アハト 8
ズィーベン 7
ゼックス 6
フュンフ 5
フィーア 4
ドライ 3
ツヴァイ 2
アインツ 1
てな感じで…。
片仮名表記には限界があるのだけれど、マエストロによる僅か2分ほどの指導で、1階から4階席まで綺麗に唱和することができました\(^o^)/
ファンファーレも高らかに鳴り響き、2015年の到来です!
お定まりの“私の一曲”は、シュトラウスⅡ作曲の「常動曲」♪
そして、マエストロの指揮により、エルガー作曲の「威風堂々」が演奏され、華やかにお披楽喜となりました(^ー^)
沢山のご来場、まことにありがとうございました(^人^)
ドイツ・リューベック歌劇場の首席指揮者でいらっしゃるアンドレアス・ヴォルフさん、そしてフランス・パリ在住の成田達輝さんとともに、「あ~楽しかった」と記念撮影☆☆☆
ところで、私は興奮の余韻も醒めぬまま、只今、福岡に向けて飛んでいます。
これから、ホテルニューオオタニ博多での新春寄席に出演!
2日は大阪に戻り、サンケイブリーゼでの「米朝一門会」、そして天満天神繁昌亭での「新春特別興行」。
3日は動楽亭…と、噺家の日常が続きます。
今年もよろしくお願い致しますm(__)m お隣りは時々落語会にも来て下さる大阪交響楽団のコンサートミストレス、林七奈さん(^ー^) 今回も絶大なるサポートをありがとうございました(^∧^)