2015.02.09 《金澤大演芸まつり in 金沢 by 團治郎》
うちの師匠はフランス語の稽古にかかりきりになってはるので、今日は團治郎が書かせていただきます。
2月6日(金)~8日(日)まで、石川県立音楽堂の邦楽ホールで開かれた金澤大演芸まつりに参加してまいりました。
初日は──、
「抱腹絶倒! 落語の世界」
メインは桂文枝師匠と弦楽四重奏とのコラボレーション! そこに寄席囃子解説も入りました。
落語会の終了後、隣の大ホールで行われたクラシックコンサートを聴かせていただきました♪
久しぶりの生クラシックに、心が洗われる気がしました。
二日目の午前の部は、
「どーゆーのー? えいご落語の会」
ダイアン吉日さん、桂あさ吉兄さんが英語落語を披露されました。
二日目午後の部は、
「いなせな江戸落語 ~本格!五時間ぶっとおしです編~」
午後の部は上方の出る所はなかったので、金管五重奏のコンサートを聴きに行きました。
二日間連続でクラシックコンサートを聴けるなんて、金持ちのお坊ちゃまになったような感じ(^ー^)
・・・<米團治から一言「江戸落語も勉強せえよ」>
何度か心地よい眠りに引きずり込まれそうになっていましたが・・・・・・。
・・・<米團治「だから、江戸落語を聴きに行けって!」>
その後は21世紀美術館、妙立寺(忍者寺)などを観光し、金沢を満喫しました!
そして最終日、三日目午前の部は、
「東西花形落語会」
『子ほめ』 桂團治郎
『ちりとてちん』 桂吉弥
『猫の茶碗』 三遊亭歌武蔵
『軒付け』 月亭八方
〈中入〉
『蜘蛛駕籠』 柳家花緑
『稽古屋』 桂米團治
ちなみに、師匠は前日の最終の特急サンダーバードに乗って金沢入りされたのですが、途中で電車に動物(猪か鹿)がぶつかり、30分遅れの到着となって、疲労困憊の表情で床に就かれました。
・・・<米團治「いや、あのなぁ…例えば、“でも、本番は疲れを全く感じさせない位の熱演でした!”ぐらい書いてくれや」>
そして、ファイナルの三日目午後の部は、
「笑いなはれ! 上方落語」
『普請ほめ』 桂そうば
『書割盗人』 笑福亭銀瓶
『火焔太鼓』 桂南光
〈中入〉
『太神楽』 豊来家一輝
『蜆売り』 桂ざこば
やっぱり旅の仕事は楽しいですね!
・・・<米團治「いや…その前に、ざこば兄さんの『蜆売り』メッチャ良かったやろ。落語のことを書きなさい」>
・・・<米團治「……確かに、弁当は美味しかったな」>
これからも色んな所へ行けるように頑張ります。
團治郎でした。
By 團治郎