2015.02.17 《世界に冠たる日本料理──吉兆本店の味わい》
これからフランスに行ってきます(^0_0^) フランス語での落語公演!
日本文化を伝えるからには、こちらがまず日本文化に長けていなければなりませんf(^^;
フランスでは日本文化を享受する人の割合が多いんだとか。殊に“食”においては、日本人以上に詳しい人も少なくないとのこと☆
“食”の奥義は深いもの。一朝一夕には教養など身につきません。
その点、噺家であることの有難さの一つに、ご贔屓筋からの“お呼ばれ”があります。
例えば、料亭「吉兆」に誘って下さるのは、大阪府泉南郡熊取町にある400年以上の歴史を持つ七山病院の理事長の奥様、本多智子さん。ご自身が古典芸能全般に精通しておられ、落語会にもよく足を運んで下さいます。
いつの頃からか、私を高麗橋の吉兆に誘って下さるようになりました☆
それまで私は「吉兆」には、たまに噺家として呼ばれ、お座敷で落語を披露させていただいたり…そうそう、随分以前、映画『細雪』のロケでは、お店の前で撮影をしたこともありました。しかし、お客として訪れたことは一度も無かったのです。
やはり本店はいいですね(^ー^)
創業は昭和5年。そんなに古くはありません。今は亡き湯木貞一さんが、一代で築き上げた料亭なのです。昭和の創業とは言え、すでに85年の歴史を持つ老舗。いたるところに風格が漂います☆☆
毎回変わる調度の品々──。
料理はもちろんのこと、食器の一つ一つにまで真心が感じられます☆☆☆
和服の似合う女将さんは、いつも上品で可愛さに満ち溢れています(^ー^)
「あぁ、日本に生まれて良かったなぁ」と感じる至福のひととき──。有難いことです(^人^)
私も日本で学んだ和の心の一端を伝えるために、ブルゴーニュへ向かいます(^-^)/ そして、フランスの心(Le coeur)を学んで帰りますね。