2015.03.19 《枚岡神社~暗峠~宝山寺》

18日(水)、初めて枚岡神社(ヒラオカジンジャ)に行きました。

大阪に住んでいながら、河内国一之宮である枚岡神社に行ったことがなかった私。これではアカンと思い立ち、12年前に手に入れた愛車メルセデスCL500で意気揚々と自宅を出発──。

実はこのクルマ、頭金ゼロの5年ローンで購入したため、しばらくは「クルマを維持するために働く生活」でした。当初から故障続きで、皆からは「飼い主に似るんやな」とイビられていましたが、走行距離27万kmを越えた今、一層愛着が増し、なかなか手離せません(^-^ゞ

「目指せ、30万km」をスローガンに、この日は東大阪市を目指します。

近鉄奈良線枚岡駅の近く、生駒山の西側の山麓に枚岡神社はありました。

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創建は太古に遡り、ここの主祭神は天児屋根命(アメノコヤネノミコト)と、その后神の比売御神(ヒメミカミ)。中臣氏(藤原氏)の祖神です。

ここから奈良の春日大社へ御霊を遷したことから「元春日」とも呼ばれているのだとか。

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後に、経津主命(フツヌシノミコト)と武甕槌命(タケミカヅチノミコト)、すなわち香取・鹿島の神様が合祀され、春日大社とよく似た造りになっています。

立派な行場(滝に打たれる修行場)もあり、創建の古さがうかがえます。

境内横に広がる梅林がとても優雅な雰囲気を醸し出していました。

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満開の梅の花──。豊かな香りに心安らぎます(^ー^)

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大阪平野を一望できる枚岡梅林は、ホッと一息つける場所。

奥に聳える神域も、とても穏やかな氣がみなぎっているようでした☆

さあ今度は生駒山のもう一つの霊場、宝山寺を目指します。

そこへ行くのに、今回私は、暗峠(クラガリトウゲ)越えを選びました。枚岡神社のすぐ横に道が通っていたからです。

上方落語『東の旅・発端』でもお馴染みの伊勢参りへのルートになっている街道。大阪からお伊勢さんへ向かう時の最初の難所です!

今もハイキングコースとして人気のある道で、登山客で賑わう所。

でも、この急勾配をクルマで走るには相当の覚悟が要るのです。

私はうんと若い頃にクルマで上がり、大変な思いをし、二度と通るまいと決めていたのですが、生駒の霊場へ向かうにはやはり暗峠越えをするのが良いかもしれぬと思い立ち、約20年ぶりにこの坂を上り始めました。

ちなみに、ここは国道です。れっきとした国道308号線ですが、地元の人は皆「酷道308」と呼んでいるんだとかf(^^;

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何しろ最大傾斜角37度、最小幅員1.4mと言われている道を、重量2tの後輪駆動車が走ること自体、無謀な事この上ないのですが…。

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お蔭さまで無事通過(^_^;)

途中、二度ほど対向車と道を譲り合いましたが、事故を起こすことなく奈良県側へ降りることができました(^∧^)

でも、よいこの皆さんは真似をしないで下さいね。いい加減な気持ちでこの道を通るべきではないと思います。

万が一、ここを運転することになったなら、地元への感謝、霊山への感謝の気持ちを忘れずに通って下さいね。

次は歩いて登ろうと思った次第☆☆

さて──。

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宝山寺はこの日も強い氣に満ち溢れていました☆☆☆

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役小角(エンノオヅヌ)が修行し、近世になってから湛海上人によって開山された生駒山寳山寺──。

ここは私、二度目の参拝です。前回訪れた時も思いましたが、ここに勤めておられる方々は皆さんとても柔和なお顔立ち(^ー^)

生駒のエネルギーを充分いただき、帰途に就きました☆☆☆