2015.04.23 《神護寺~平岡八幡宮》
22日(水)、京都・高雄の神護寺へ久しぶりにお詣りに行きました。京都市右京区梅ヶ畑へは市街地からクルマで30分ほどかかるので、観光客も集中せず、落ち着いて散策できるのです(^ー^)
駐車場でクルマを置き、急な石段を10分ほどかけて登ったところに山門があります。
平安時代、和気清麻呂公が河内国の神護寺をこの地へ持って来て、高雄山寺と合わせて「神護国祚真言寺」としたのが始まり。
以来、最澄や空海、はたまた文覚上人らが崇敬し、今日の繁栄に至っています☆
一昨年の秋、金堂の国宝・薬師如来立像の前で落語をして以来、なかなかご挨拶に行けぬまま、どんどん日だけが過ぎ去っておりました\(__)
一年半ぶりの突然の訪問にも拘わらず、ご住職は丁寧に迎えて下さいました(^人^)
薬師如来さまにお礼を述べて、境内を散歩します。
この日はとても穏やかな晴天に恵まれ、時間がゆったりと流れているようでした(^ー^)
かわらけ投げの崖端から見下ろす高雄の景色も、一際すがすがしい!
目には青葉、山ほととぎす…さすがに初鰹は無かったけれど、新緑の高雄を満喫しました(^0_0^)
毎年行われる宝物の“虫干し”展示──。今年も5月1~5日に開かれるそうです。
さて──。
梅ヶ畑の麓にある平岡八幡宮が神護寺の守り神であるということを聞いた私は、初めて平岡八幡宮に参拝しました。
本殿の屋根に飾られた(琵琶ではなく)琴を奏でる弁天さま(^ー^)
ちょうど、内陣の一般公開の時期と重なり、宮司さんの説明を聞くことができました。
それによると、八幡さまゆえ、ご祭神は応神天皇ですが、ここは809(大同4)年に弘法大師が自ら描いた僧形八幡神像を御神体として宇佐八幡宮より勧請された山城国最古の八幡宮なのだとか。
1407(応永14)年の火災寺には足利義満公の尽力によりすぐに再建され、現在の本殿(文政9年の建物)の内陣天井には44枚の花絵が描かれているのですが、そこには義満公の思いが散りばめられているのだそうです。
また、この神社の境内には平安の御代から長寿・招福・吉兆の木として愛された椿が至る所に植えられ、3月下旬から4月中旬にかけて、約200種の椿の花を楽しむことができるとのこと。
私が訪れた日は見頃の終盤でしたが──、
それでもいろんな種類の椿を楽しむことができました(^0_0^)
ちなみに、内陣(花の天井)の一般公開は5月17日(日)までだそうです。
そうそう、実は今、もみぢの花もピークを迎えているのです。あまりにも地味で小さくて…言われなければ気づきませんが(^o^ゞ
秋の紅葉だけでなく、いろんな花が楽しめる──それが高雄の梅ヶ畑!