2015.05.21 《阿波から沼島へ“国産みの地”を巡る旅 【第2章】》
明神ファミリーとともに“国産みの地”を巡る旅──。
まずは神山温泉の源泉地にお参り。
「これから徳島市内の七福神めぐりをしようというのに、昨日からすでに二つの神さんと出逢うやなんて、我々は神通力があるんかなぁ」と談笑しながら一旦ホテルに戻ると、そこでいただいた資料に「神山町の山あいを流れる神通川には神通の滝があり、日本の百名滝の一つに数えられています」と書いてあるではないかいな!
「こらもう呼ばれてるんやで」と、クルマで山あいを走ります。
人知れぬ駐車場には、ほかにクルマはありません。
「ここはやはり神の領域か」と思えるほどの清々しさを感じた時、目の前に現れました!!
さて──。
いよいよ今回の旅のきっかけとなった徳島七福神めぐりです。
神山町をあとにして、徳島市内へ入り、初めに訪れた円福寺でご縁をいただきました(^∧^)
ご住職は私が来たことを歓待して下さり、ここは恵美寿太神…所謂えべっさんが祀られてあること。そして、御利益多い徳島七福神について色々とお話し下さいました。
徳島の七福神めぐりは別に幟が立っているわけではなく、常に扉が開いているわけでもありません。どちらかというと、ひっそりとしています。でも、呼び鈴を鳴らすと、中から人が出て来られ、とても丁寧にもてなして下さるのです。
さすが“お遍路”八十八箇所巡礼の地。もてなしの心が浸透していました。高知の旅を思い出した次第。
特筆すべきは4番目に訪れた清水寺(セイスイジ)。副住職が我々一行を気に入って下さったのか、本堂の観音様も拝ませて下さり、霊験あらたかな“授かり地蔵”も見せて下さいました。実は、同行していた愛ちゃんのお友達は子供が授かりたくて仕方がないという女性だったので、その小さなお地蔵さまを手にし、感涙にむせんだほど☆☆
聞けば、副住職は吉田宥禪こと桂米裕とも親しいとのこと。彼は米朝門下の噺家でありながら、高野山真言宗の僧侶としても活躍する才人です。岡山県矢掛町の多聞寺の副住職で、圀勝寺の住職でもある米裕と親しかったとは、なんという巡り合わせ! また、七福神繋がりで福團治師匠のお弟子さん、桂七福くんとも面識があるとか…。“福”のご縁がどんどん広がって行きました(^0_0^)/
満願果たして、いざ、沼島へと向かいます!
(次章に続く)