2015.06.02 《「落語と朗読の会」 @ トリイホール》

「毎月ついたち みなみにおいで」というキャッチフレーズで私がプロデュースさせていただいている大阪・千日前のTORII寄席──。

今月は寄席三味線奏者の大川貴子さんが高座に上がり、朗読をするという企画を打ち立てました☆ すなわち、「落語と朗読の会」の御披露目です(^0_0^)

彼女は数年前から様々な場所で「朗読の会」を実施しておられます。新内の名取でもある大川さん──、そこでの芸名が鶴賀伊勢丸。朗読の時は平仮名表記の「いせまる」で登場!

私が初めて聴いたのは3年前のこと。大阪・空堀のギャラリー「練」の和室で、得も言えぬ情趣に包まれたことを、つい昨日のように覚えています。

この雰囲気を落語ファンの方にも味わってもらいたい! そう思った私は、今回、TORII寄席でその機会を作りました(^0_0^)/

0602①

前半が落語、後半が朗読。トリイホールには沢山のお客様が詰めかけて下さいました(^∧^)

『子ほめ』 米輝
『初天神』 團治郎
『親子茶屋』 米團治
   〈中入〉
『初つばめ』 いせまる
「座談」 いせまる&米團治

ご来場ありがとうございました(^人^)

私は藤沢周平の「初つばめ」は読んだことがありませんでしたが、自分で読む前に朗読を聴いて得した気分になりました(^ー^) 藤沢周平の冷静な筆致から生まれる独特の情感は、とても味わい深いものでした。例えば、なみが友吉とゆうの表情に同じ目のいろを見つける件りなど、落語でも芝居でも真似のできない描き方なのです☆☆

いせまるさんは、藤沢周平のほかにも山本周五郎も沢山読んでおられます。江戸情緒が感じられる作品が彼女に似合っているようですね(^-^)/

「いつか川口松太郎の戯曲『鶴八鶴次郎』を読んでみたい」とのこと。

朗読は基本的に座布団に座って本を読むだけ──。でも、聴衆はそこから無限大の世界を想像してゆきます。今回、落語との共通項をいろいろ発見し、「落語と朗読の会」って結構いけるよなぁと思いました☆☆☆

帰宅後、お客様からいただいた「たねや」の和菓子の包みを開けたら、なんと“オリーブ大福”!

0602②
大福餅にオリーブオイルをかけて食べるのだそうですが…

0602③

これが、いけるんですよ(^q^)/

これからも、さまざまなコラボに挑戦しよう!